シェアサロン(面貸し)

シェアサロンが
閉店してしまったら

まず決めること3つと、
次を探すときに確認する5つ。

「来月いっぱいで、閉めることになりました」

ある日、オーナーからそう言われる。面貸しやシェアサロンで働いていると、めずらしいことではありません。自分の技術にも、お客様との関係にも問題はないのに、働く場所だけが急になくなります。

1
お客様に、なんて
言えばいいんだろう…
2

まず決める順番があります。次を探すのは、そのあとです。

この記事は、閉店を告げられた面貸し・業務委託のアイリストの方に向けて書いています。前半は今すぐ決めること、後半は次の場所を探すときに確認する5つです。

先に結論|次を探すときに見るところ

次を探すときに見るところ

席代の安さや条件のよさではなく、「終わり方が決まっているか」を見てください。

一度閉店を経験した方にとって、いちばん怖いのは条件が悪いことではなく、また同じことが起きて、そのとき何も決まっていないことだからです。

始まりの条件は、どのお店も見せてくれます。終わりの条件を、先に確認しておいてください。

この記事の内容

  1. 先に結論|次を探すときに見るところ
  2. まず、いま決めること(3つ)
  3. 次を探すときに確認する5つ
  4. 見学のとき、そのまま使える聞き方
  5. 良さそうに見えて、あとで効いてくるところ
  6. 次の形を、どう選ぶか
  7. CALM TOKYO 恵比寿本店の場合
  8. よくある質問

まず、いま決めること(3つ)

次を探す前に、ここだけ先に片づけてください。順番を間違えると、お客様が離れます。

① お客様に、いつ・どう伝えるか
次の行き先が決まっていなくても、「◯月で今のお店が閉まります」だけは早めにお伝えしたほうがいいことが多いです。直前になるほど、次のご予約が宙に浮きます。伝える前に、お店との取り決め(お客様への連絡について契約書や規約に書かれていないか)を必ず確認してください。
② 次の予約を、どこで受けるか
閉店までの間にも、次回のご予約の話は出ます。「次はどこで受けられるか」を自分の中で決めておくと、その場で答えられます。決まっていないなら「◯月には必ずご連絡します」と伝える形でもかまいません。
③ 退去日・荷物・鍵・精算
道具や材料の引き上げ日、鍵の返却、席代の最終精算、備品を一緒に買っていた場合の分け方。口頭で済ませず、日付を決めて文字にしておいてください。

お客様の連絡先の扱いは、お店によって取り決めが違います。

予約システムがお店のものか、自分のものか。持ち出していいのかどうか。ここは自己判断せず、契約書を確認して、お店に聞いてください。あとから揉めやすいところです。

次を探すときに確認する5つ

ここからが本題です。見学や面談のときに、この5つを確認してください。

1つ目

お店都合で終わるとき、何日前に知らせてもらえるか

今回いちばん困ったのが、ここのはずです。見学や面談のときに、口頭で聞いておいてください。そして契約書が届いたら、聞いたとおりの予告期間が書いてあるかを必ず見てください。

2つ目

自分から辞めるとき、何日前に伝えればいいか

1つ目と対になる話です。予告が長すぎると、次が決まっても動けません。1か月前なのか、3か月前なのか。違約金の定めがあるかどうかも、契約書で見てください。

3つ目

席代や条件が変わるときの決まりがあるか

入るときの金額だけでなく、「変えるときは何か月前に知らせる」という取り決めがあるか。ここが空白のお店は、あとから急に変わっても言いようがありません。

4つ目

予約とお客様の連絡先が、どちらの手元に残るか

予約システムはお店のものか、自分のものか。辞めるときにお客様へ連絡していいのかどうか。言いにくいことですが、先に聞いておくほうが、お互いのためです。

5つ目

そのお店が、続きそうかどうか

何年やっているか。席がどのくらい埋まっているか。内装や備品の手入れがされているか。オーナーが現場にいるか。数字で出るものではありませんが、見学で分かります。

確認は、2回に分かれます。

1回目は見学や面談のとき。契約書はまだ出てきません。1〜4は口頭で聞くしかないところです。

2回目は契約書が届いたとき。聞いた内容がそのとおり書いてあるかを照らし合わせます。食い違っていたら、署名の前に聞いてください。

5つ目だけは、見学で自分の目で見るところです。

見学のとき、そのまま使える聞き方

1
「辞めるときの話」って
聞きにくい…
2

理由を先に言うと、聞こえ方が変わります。

「前のお店が閉店になって」と先にお伝えすれば、警戒される聞き方ではなくなります。そのまま使える言い方です。

「前のお店が閉店になってしまって、次は先に確認しておきたくて」
この一言を頭に置くだけで、あとの質問が全部つながります。探りではなく、事情がある人の質問になります。
「お店の都合で終了するときって、どのくらい前に教えていただけますか」
いちばん聞きたいところを、まっすぐ。ここで答えが濁るお店は、その時点でひとつ分かります。
「席代が変わることはありますか。あるとしたら、いつ頃教えていただけますか」
「上げないでほしい」ではなく「いつ知らせてもらえるか」を聞く形にすると、答えやすくなります。
「辞めるときに、お客様へご連絡してもいいものでしょうか」
言いにくいですが、入る前に聞くのがいちばん角が立ちません。入ったあとに聞くと、辞める前提の話に聞こえます。

答えの中身より、答え方を見てください。

「決めていません」でも、正直に言ってくれるお店なら相談できます。はぐらかされたときのほうが、あとで困ります。

良さそうに見えて、あとで効いてくるところ

席代がまわりより極端に安い
安いのが悪いわけではありません。ただ、その安さがどこから来ているのかは見てください。席が埋まらなくて下げているのか、内装や備品にお金をかけていないのか。
席の数に対して、人が多すぎる/少なすぎる
多すぎれば入りたい時間に入れず、少なすぎればお店の売上が立ちません。どちらも続きにくさにつながります。
営業時間や入退室のルールが決まっていない
「自由に使えます」は、はじめは魅力に見えます。ただ決まりがないということは、変わっても文句を言えないということでもあります。
契約書がない、口約束だけ
いちばん危ないのがここです。閉店・値上げ・退去のときに、拠りどころがありません。契約書が出てくるのは話が決まってからですが、見学の段階で「契約書はありますか」と聞いて、答えがあいまいなら要注意です。

次の形を、どう選ぶか

閉店をきっかけに、働き方そのものを変える方もいます。

CASE 1
面貸し → 面貸し
いまのやり方を続けたい
向いている方
ご自身のお客様がいて、集客も自分でできている
確認すること
見学で1〜4を聞き、契約書で照合する
気をつけたい点
席代の安さだけで選ぶと、また同じことが起きます
ポイント条件より、終わり方の取り決め
CASE 2
面貸し → 業務委託
集客の不安をなくしたい
向いている方
自分で集める負担を減らしたい
確認すること
歩合の率と、材料費をどちらが持つか
気をつけたい点
受け取り方が変わるので、月の見込みを立て直すこと
ポイント固定費が減るぶん、率で調整される
CASE 3
2か所に分ける
もう同じ思いをしたくない
向いている方
曜日を分けて入れる
確認すること
掛け持ちが可能かどうかを、両方に先に
気をつけたい点
移動と管理の手間は確実に増えます
ポイント片方が閉まっても、ゼロにはならない

どれが正解ということはありません。ただ、一度閉店を経験した方は、CASE 3を考える方が多いです。

CALM TOKYO 恵比寿本店の場合

ここからは、私たちのお店の話です。

面貸しは席代のみで、歩合や手数料はいただいていません。業務委託は固定費0円・材料費は店負担で、お受け取りは技術売上の60%です。条件は書面でお渡しし、変更するときは事前にご相談します。

お店は代官山駅から徒歩2分、恵比寿駅から徒歩5分。4席・全席半個室、11:00〜20:00、月曜定休のまつげパーマ&眉毛アイブロウ専門店です。Googleの口コミは4.9(46件)をいただいています。

契約書は、メールでお送りします。その場でサイン、ではありません。

署名はDropbox Signを使っています。お手元で読んでから署名していただけますし、押印のためにご来店いただく必要もありません。

読んでいて分からないところがあれば、署名の前に聞いてください。急かすことはしません。

掛け持ちも可能です。曜日を決めて入っていただく形にすると、お客様にも次のご予約をご案内しやすくなります。

よくある質問

閉店が決まったら、お客様にはいつ伝えればいいですか?

次の行き先が決まっていなくても、「◯月で今のお店が閉まります」だけは早めにお伝えしたほうが、次のご予約が宙に浮きにくくなります。ただし、お客様へのご連絡について契約書や規約に取り決めがある場合があります。伝える前に必ず確認してください。

お客様の連絡先を持ち出してもいいですか?

お店ごとの取り決めによります。予約システムがお店のものか自分のものか、退店時の連絡が認められているかどうかは契約書に書かれていることが多いところです。自己判断せず、お店に確認してください。

次のお店で、いちばん先に確認したほうがいいことは何ですか?

「お店の都合で終了するとき、何日前に知らせてもらえるか」です。始まりの条件はどのお店も見せてくれますが、終わり方の取り決めは聞かないと出てきません。

契約書がなく、口約束だけのお店はやめたほうがいいですか?

書面がないと、閉店・値上げ・退去のときに拠りどころがありません。契約書が出てくるのは話が決まってからですが、見学の段階で「契約書はありますか」と聞くことはできます。そこであいまいな答えが返ってくるお店は、気をつけたほうがいいです。

席代が安いお店は、閉店しやすいのでしょうか?

安いこと自体が問題ではありません。ただ、その安さがどこから来ているのか(席が埋まっていないのか、設備にお金をかけていないのか)は、見学のときに見ておいてください。

契約書は、いつ見られますか?

契約書が出てくるのは、お互いに進める方向で決まってからです。見学の段階では出てこないのが普通なので、そこまでは口頭で聞くことになります。CALM TOKYOでは契約書をメールでお送りし、署名はDropbox Signで行います。その場でサインを求めることはないので、お手元で読んでから署名していただけます。

2か所に分けて働くのは、現実的ですか?

曜日を分けられれば可能です。片方が閉まっても収入がゼロにならないのは大きい一方、移動と予約の管理の手間は確実に増えます。掛け持ちが可能かどうかは、両方のお店に先に確認してください。

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CALM TOKYO 恵比寿本店

まずは、見学と質問から

代官山駅から徒歩2分、恵比寿駅から徒歩5分。
4席・全席半個室のまつげパーマ&眉毛アイブロウ専門サロンです。
見学だけ、相談だけでもかまいません。その場で決めていただく必要はありません。

※ 記載の内容は2026年8月時点のものです。契約の内容や取り決めはサロンごとに異なります。

※ 契約書の解釈や個別のトラブルについては、専門家にご相談ください。