迷っているときに確かめる5つ。
そして、転職がうまくいく人の順番。
「辞めたい。でも、いまなのかな」
この状態がいちばん長く続きます。踏みどきが分からないまま半年、気づけば1年。迷っている時間そのものが、いちばんもったいないところです。
気持ちでは決まりません。辞めたい理由の「種類」で決まります。
この記事は、転職しようか迷っているアイリストに向けて、踏みどきの見分け方と転職を成功させる順番をまとめました。決めさせるための記事ではなく、判断材料を出す記事です。
いちばん大事なところ
辞めたい理由には2種類あります。
A:お店を変えれば解決すること(通いにくい、設備が古い、やり方が合わない、人が合わない)
B:働き方を変えないと解決しないこと(休みが取れない、収入に天井がある、自分で決められない)
Bなのにお店だけ変えると、同じことが新しいお店でも起きます。転職を繰り返してしまう方の多くは、ここを取り違えています。
逆に言うと、Aの理由がはっきりしているなら、迷う必要はあまりありません。お店を変えれば解決します。悩みが長引くのは、たいていBが混ざっているときです。
この記事の内容
紙に書き出して、AとBに振り分けてみてください。両方あるのがふつうです。どちらが大きいかを見ます。
AとBを取り違えると、2年以内にまた同じ状態になります。
「今度こそいいお店だと思ったのに」の多くは、Bの不満を抱えたままAの解決をした結果です。ここだけは、時間をかけて分けてください。
次のうち3つ以上に当てはまるなら、動き始めていい時期です。ひとつの目安として使ってください。
1つ目
気持ちのピークにいるとき
言い合いをした週、いちばん忙しい月。そのタイミングで出した結論は、2週間後に変わることが多いです。動くなら、少し下がってからにしてください。
2つ目
次の「働き方」を決めていないとき
辞めてから考えるのが、いちばん高くつきます。働き方が決まっていないと、見学に行っても何を見ればいいか分かりません。
3つ目
入金の空白を計算していないとき
次のお店の締め日と支払日によっては、最初の入金まで2か月あくことがあります。辞める日を決める前に、ここを確かめてください。
ここが2つ目の芯です。お店を先に探すと、うまくいきません。順番があります。
①を飛ばして③から始める方が、いちばん多いです。
求人を眺めるのは楽しいので、つい先に見てしまいます。ただ、働き方が決まっていない状態で見た求人は、条件を比べているようで「雰囲気」を比べているだけになりがちです。
転職がうまくいったかどうかは、3か月後に何が変わっていたら成功なのかを、動く前に決めているかで分かれます。
書き方の例
・手取りが◯万円増えていたら成功(そのかわり、出る日数は増えてよい)
・週2日で回せていたら成功(そのかわり、月の収入は下がってよい)
・新しい施術を1つ覚えられたら成功(そのかわり、最初の数か月は手取りが下がってよい)
「そのかわり」まで書くのがポイントです。全部を取りにいくと、どこに行っても物足りなくなります。
そして3か月後に、その紙を見返してください。決めたことが起きていれば成功です。起きていなければ、何が違ったのかを次に使えます。
意外と飛ばされるところですが、いまのお店に働き方の変更を相談できるかどうかは、先に確かめる価値があります。
相談せずに辞めると、「言えば変わったかもしれない」が残ります。残したまま次に行くと、次のお店でも同じ言い方ができないままになります。
ここからは、私たちのお店の話です。
私たちはシェアサロン(面貸し)・業務委託・パートの3つを用意しています。入ったあとで働き方を変えることもできます。業務委託とシェアサロンは、1か月前にお申し出いただければどちらの方向にも切り替えられます。
つまり、①の「働き方を決める」で決めきれなくても、来ていただいて大丈夫です。数字と状況を見ながら一緒に決めています。
見学はお店を見ていただくだけでも構いません。その場で決めていただく必要もありません。代官山駅から徒歩2分、恵比寿駅から徒歩5分です。
「まだ迷っています」の段階で来ていただいて大丈夫です。
迷っている理由がAなのかBなのかを、一緒に分けるところからでも構いません。いまのお店に残るほうがよさそうなら、そうお伝えします。
アイリストの転職、踏みどきはいつですか?
気持ちではなく、辞めたい理由の種類で判断してください。お店を変えれば解決することなら動いて構いません。働き方を変えないと解決しないことなら、先に働き方を決めてから動きます。目安として、同じ不満を3か月以上言い続けている、相談しても動かなかった、この1年新しい施術を覚えていない、収入が頭打ち、休みの日まで引きずっている、のうち3つ以上当てはまれば動き始めていい時期です。
転職を繰り返してしまいます。何が原因ですか?
辞めたい理由の種類を取り違えている可能性があります。休みが取れない、収入に天井がある、自分で決められないといった不満は、お店を変えても解決しません。働き方そのものを変える必要があります。お店だけ変えると、新しいお店でも同じ状態になります。
アイリストの転職を成功させるには、何から始めればいいですか?
順番があります。①働き方を決める ②譲れない条件を3つだけ決める ③2〜3店を見学する ④面接でこちらからも聞く ⑤書面を読んでから辞める日を決める。求人を先に見てしまう方が多いのですが、働き方が決まっていない状態では条件を比べられません。
辞めてから次を探してもいいですか?
おすすめしません。次のお店の締め日と支払日によっては、最初の入金まで2か月あくことがあります。また、働き方が決まっていない状態で探すと、見学に行っても何を見ればいいか分からないまま比べることになります。
転職が「成功した」かどうかは、どう判断すればいいですか?
動く前に、3か月後に何が変わっていたら成功なのかを紙に書いてください。「手取りが◯万円増えていたら成功。そのかわり出る日数は増えてよい」のように、諦めるほうまで書くのがコツです。全部を取りにいくと、どこに行っても物足りなくなります。
いまのお店に、働き方の相談をしてもいいですか?
してみる価値があります。曜日や時間、働き方そのもの、任せてもらう施術。言ってみて断られたら、それが答えです。相談せずに辞めると「言えば変わったかもしれない」が残り、次のお店でも同じ言い方ができないままになります。
見学は何店くらい行けばいいですか?
2〜3店が目安です。1店だけだと比べられず、5店を超えると分からなくなります。同じ質問を同じ順番で聞くと、違いがはっきり見えます。
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代官山駅から徒歩2分、恵比寿駅から徒歩5分。
シェアサロン・業務委託・パートの3つがあり、あとから変えられます。
残ったほうがよさそうなら、そうお伝えします。
※ 記載の内容は2026年9月時点のものです。条件や取り決めはサロンごとに異なります。
※ この記事は判断の材料をまとめたものです。退職や契約の手続きについては、お勤め先の取り決めを確認し、必要に応じて専門家にご相談ください。