経歴は並べるだけ。
差がつくのは「数字」のほうです。
「職務経歴書」の欄で、手が止まる。
やってきたことは自分でも分かっているのに、書くと2行で終わってしまう。「まつげエクステ・まつげパーマができます」——これでは、読んだ側に何も伝わりません。
書くのは経歴ではなく、数字です。
この記事は、転職を考えているアイリストに向けて、履歴書と職務経歴書に何を書くかをまとめました。働き方によって要る・要らないが違うので、そこから書いています。
この記事で言いたいこと
経歴の欄は、事実を並べるだけです。ここで差はつきません。
読んだ側が知りたいのは2つ。どのくらいの速さと量で仕事ができる人か、そしてなぜうちなのか。前者は数字で、後者は店の言葉を1つ拾って書きます。この2か所以外は、きれいに書く必要はありません。
順番に見ていきます。まず、そもそも要るのかどうかから。
この記事の内容
アイリストの場合、働き方によって出すものが変わります。ここを知らずに全部そろえようとすると、時間だけかかります。
先に聞いていい質問です。
「応募のとき、履歴書と職務経歴書は両方必要ですか」。これを最初に聞いておけば、要らないものを作らずに済みます。聞いて感じの悪いお店なら、それも判断材料になります。
学歴・職歴・資格の欄は、事実をそのまま書けば終わります。手が止まりやすいのは、次の3か所です。
ここが本題です。「できます」を「どのくらいできます」に変えるだけで、読んだ側の受け取り方が変わります。
数字が分からない場合。
直近3か月を思い出して、1日の平均本数 × 出勤日数でざっくり出してください。正確な数でなくて構いません。「だいたいこのくらい」と言える人と、まったく言えない人の差のほうが大きいです。
空いた期間は、隠すと面接で必ず聞かれます。先に書いておくほうが楽です。
ブランクからの復帰そのものについては、アイリストの転職はいつが踏みどき?のほうで、動く順番を整理しています。
志望動機がいちばん書きづらい欄だと思います。コツは、お店が自分で言っている言葉を1つ持ってくることです。
求人ページやサイトを読むと、そのお店が何を大事にしているかが1文くらい書いてあります。それを引いて、自分の経験と結びつけます。
たとえば、こういう形です。
「1人のお客様にじっくり時間をかけたいと書かれているのを読みました。前の店では60分で回していて、もう少し丁寧に見たいと感じていたので、そこに惹かれました」
お店の言葉+自分の実感。これだけで、使い回しではないことが伝わります。
面接で何を聞かれるかは、アイリストの面接で何を聞かれる?にまとめています。志望動機はそこでもう一度聞かれるので、書いた内容と口で言う内容をそろえておいてください。
ここからは、私たちのお店の話です。
私たちはまつげパーマと眉毛アイブロウを中心にした1店舗のサロンで、席は4席・全席半個室です。募集しているのはシェアサロン(面貸し)・業務委託・パートの3つです。
シェアサロン(面貸し)でお声がけいただく場合、履歴書は必須にしていません。席をお貸しする形なので、経歴で判断するものではないと考えています。ただいまどのくらいのお客様がいらっしゃるかは伺います。それが分かると、どのプランが合うかを一緒に考えられるからです。
業務委託とパートは、経歴をまとめたものをお持ちいただいています。形式は問いません。できるメニューと、1本にかかる時間が分かれば十分です。きれいに書かれているかどうかは見ていません。
現場の責任者はアイリスト歴18年・延べ3万人を担当してきた長谷川明代です。書類の書き方で迷っていることがあれば、見学のときに聞いていただいて構いません。それで評価が変わることはありません。
4席なので、枠は多くありません。
いま空きがなければ、そうお伝えします。無理に勧めることはしません。書類を整えてから、ではなく、先に見に来ていただくほうが早いこともあります。
アイリストの転職に、職務経歴書は必要ですか?
パートや業務委託で応募するなら、あったほうが伝わります。経験があるのに履歴書だけだと、どのくらいの量と速さで仕事ができる人か分かりません。シェアサロン(面貸し)は席を借りる契約なので、求められないことが多いです。応募の前に「何を出せばいいですか」と聞いてしまうのが早いです。
職務経歴書には何を書けばいいですか?
数字を5つ入れてください。月の施術本数、指名の割合、できるメニューとそれぞれの所要時間、客単価(言える範囲で)、続けた年数と延べで担当した人数です。「まつげパーマができます」ではなく「まつげパーマ60分・月60〜80本」と書くと、読んだ側が1か月を想像できます。
施術本数や指名の割合が分からないときはどうしますか?
直近3か月を思い出して、1日の平均本数×出勤日数でざっくり出して構いません。正確な数字でなくて大丈夫です。「だいたいこのくらい」と言える人と、まったく言えない人の差のほうが大きいです。幅で書いても問題ありません。
ブランクがある場合、履歴書にどう書きますか?
期間と理由を1行で書いて、そのあとに「いま何ができる状態か」を1行足します。「2023年4月〜2026年3月 育児のため離職/現在モデル施術で感覚を戻しています」のような形です。隠すと面接で必ず聞かれるので、先に書いたほうが楽です。謝る文章は要りません。
退職理由は詳しく書いたほうがいいですか?
履歴書には「一身上の都合により退職」で通ります。前の店の不満を書面に残すと、それが人物像になってしまいます。伝えたいことがあれば、面接で口で話すほうが誤解されません。
志望動機が書けません。どうすればいいですか?
そのお店が自分で言っている言葉を1つ拾って、自分の経験と結びつけてください。「1人のお客様にじっくり時間をかけたいと書かれているのを読みました。前の店では60分で回していて、もう少し丁寧に見たいと感じていました」のような形です。お店の言葉+自分の実感で、使い回しではないことが伝わります。
前のお店のお客様の数を書いてもいいですか?
「何人くらい担当していたか」という概数までにとどめてください。お客様の名前や名簿に当たるものは出しません。そこをわきまえている方は、それだけで信用されます。
CALM TOKYO 恵比寿本店では履歴書が必要ですか?
シェアサロン(面貸し)は必須にしていません。席をお貸しする形なので、経歴で判断するものではないと考えています。業務委託とパートは、経歴をまとめたものをお持ちいただいています。形式は問いません。できるメニューと1本にかかる時間が分かれば十分です。
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代官山駅から徒歩2分、恵比寿駅から徒歩5分。
4席・全席半個室。書き方で迷っていることも、その場で聞いてください。
空きがなければ、そうお伝えします。
※ 記載の内容は2026年9月時点のものです。応募に必要な書類はサロンごとに異なります。
※ この記事は一般的な書き方の例と、私たちのお店の場合をまとめたものです。書類の様式や提出方法は、応募先に直接お確かめください。