記事3|美容サロンのAI検索対策
この記事の内容
「うちの店、AIで調べたらちゃんと出てきましたよ」
サロンのオーナーさんから、よくこう言われます。スマホで検索して、AIの答えに自分の店の名前があった。だから大丈夫だと。
残念ですが、それは確認になっていません。
理由を2つ、実際に測ったデータとあわせて説明します。
Googleは、その人の検索履歴や普段見ているページを材料にして、結果を出し分けています。
サロンのオーナーは、自分の店を何度も検索しています。
この行動が全部、記録として残ります。
その結果、あなたのスマホのGoogleは「この人は、この店に関心がある」と判断します。 だからAIの答えにも、あなたの店が入りやすくなります。
はじめてのお客さまのスマホには、その記録が1つもありません。
同じ質問をしても、返ってくる答えが違うのは当然です。
「じゃあシークレットモードで調べればいい」と思われるかもしれません。
それでも足りません。
シークレットモードで消えるのは、そのブラウザの履歴とCookieだけです。次の情報は残ります。
とくに最後の「場所」が大きいです。店の中から検索すれば、自分の店が近いので有利に出ます。
本当に確かめたければ、
これを満たす必要があります。自分のスマホでは、なかなか再現できません。
こちらのほうが、もっと厄介です。
生成AIは、同じ質問をしても毎回まったく同じ答えを返すわけではありません。
実際に試しました。恵比寿のまつげ・眉毛サロンについて、同じ10の質問を、1日のうちに約26分おきで3回投げ、挙がった店名を比べています。
結果は、回どうしを比べると、挙がった店の約6割が入れ替わっていました(80件中34件が一致。一致率42.5%)。AIによる概要が「出る/出ない」自体も、3回とも取得できた8問のうち4問で変わりました。
※恵比寿・まつげ眉毛サロン・10問・1日に3回測定した結果です。
つまり、
たまたま出た1回を見て「うちは出ている」と判断するのは危険です。
たまたま出なかった1回を見て「うちはダメだ」と落ち込むのも違います。
答えは1つです。
1回の結果ではなく、何回中何回出るかで見る
たとえば「15通りの聞き方で、4通りで名前が挙がった」なら、それは傾向です。1回だけ測って一喜一憂するより、はるかに意味があります。
そして同じ測り方で毎月続ければ、「先月は4通り、今月は7通り」という変化が見えます。打った手が効いたかどうかは、そこで初めて分かります。
毎回変わるのは「どの店の名前が出るか」です。
一方で、AIがどこの情報を読んでいるかは、比較的安定していました。
同じ質問を投げ直しても、Googleマップの店舗カードは、AIによる概要が出た22回答すべてに入っていました。参照元の種類(媒体・地図など)の組み合わせも、約75%が一致しました。
※恵比寿・まつげ眉毛サロン・10問・1日に3回測定した結果です。
東京6エリア183回の検索では、こうなっています。
| 参照元 | 183回中 |
|---|---|
| Googleマップの店舗カード | 79.2% |
| ホットペッパービューティー | 65.0% |
| サロンの公式サイト | 約30〜34% |
| 10.4% |
つまり、こう考えるのが正しいです。
Googleビジネスプロフィールが空っぽなら、何回測っても出ません。ホットペッパーのメニュー名に施術名が入っていなければ、AIは拾いようがありません。
変えられるのは、そちら側です。
まとめると、自分の店がAIにどう見られているかを知るには、次の条件が要ります。
自分のスマホでは、どれも難しいです。
サロンAI診断は、この条件を満たした状態で測ります。
検索履歴もログインもCookieもない、まっさらな状態。あなたの最寄り駅の位置から。15通りの聞き方で。
店名と最寄り駅を入れるだけ。登録は要りません。
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