CALM TOKYO開業ロードマップ
まつげサロン開業ロードマップ›07 集客›この記事
PHASE 3STEP 07の詳しい記事›

公式LINEを、
開業前に作り込む

オープンの12日前には、もう動いていました。
タブ9枚、ボタン6つ。そして、3人に1人はブロックされます。

↑ この記事の親まつげサロンの集客|開業前にやったこと、全部
アイリストさん

公式LINEって、お客様がついてから作るものですよね。

友だちがゼロの状態で作っても、送る相手がいませんし……。

阿部

うちは、開業の12日前にはもう動かしていました。

友だちは、もちろんゼロです。それでも先に作りました。

ゼロなのに、何のために……。

開けた日に、お店に来た方をその場で追加できるようにするためです。

作りかけの画面を、初日のお客様に見せることになります。それがいちばん避けたいことでした。

そしてもうひとつ。審査に1〜2週間かかるものがあります。

この記事の結論

1. 公式LINEは、友だちゼロでも先に作る。初日のお客様に見せるものだからです

2. 認証アカウントは、審査に1〜2週間。開業してから申し込むと間に合いません

3. 3人に1人はブロックされます。それを前提に設計してください

この記事の内容

  1. オープンの12日前には、動いていました
  2. 認証アカウントは、審査に1〜2週間かかります
  3. ビジネスプロフィールは、9枚のタブ
  4. リッチメニューは、6つのボタン
  5. あいさつメッセージに、何を書いたか
  6. 特典も、開業前に用意しました
  7. 最初の友だちは、店内から
  8. 3人に1人は、ブロックされます
  9. 広告は、補助的にしか使っていません
  10. よくある質問
  11. まとめ

オープンの12日前には、動いていました

記録が残っているので、日付をそのまま出します。

親記事に書いたとおり、掲載媒体が開通したのもオープンの約2週間前でした。同じ時期に、LINEも立ち上げています。

先に作った理由

開けた日に来てくださった方を、その場で友だち追加していただくため。

そのとき見えるのが作りかけの画面だと、「まだ準備できていない店」に見えます。

初日のお客様は、あとから増やせません。いちばん最初に見せる画面が、いちばん雑になる――これを避けたかった、というだけの話です。

もうひとつ、日程の話があります。

開業の直前は、いちばん時間がない時期です。内装の引き渡し、備品の搬入、保健所、スタッフの練習。そこにLINEの作り込みを重ねると、必ず後回しになります。

4月28日に公開できたのは、その前の週までに中身を作り終えていたからです。「開業前にやる」というのは「開業直前にやる」ではありません。

認証アカウントは、審査に1〜2週間かかります

公式LINEには、未認証のものと、認証されたものがあります。

うちは認証アカウントを取りました。理由は1つです。

認証を取った理由

LINE広告を出したかったから。

それ以外に、深い理由はありません。

そして、ここが日程に効きます。申し込んでから通るまで、1〜2週間ほどかかりました。

審査にかかる期間は、時期や内容によって変わります。ここに書いたのはうちの記憶にある範囲です。「すぐ終わるものではない」とだけ覚えておいてください。開業してから申し込むと、いちばん人が来る時期に間に合いません。Googleビジネスプロフィールのオーナー確認と同じで、待ち時間があるものは、先に出す。これに尽きます。

ビジネスプロフィールは、9枚のタブ

公式LINEには、ホームページのようなページを作れます。タブを増やして、中身を書き込んでいく形です。

うちは9枚作りました。上から順に作っています。

1. 基本情報|住所・営業時間・電話。まずここ

2. 新規人気TOP3|初めての方が、まず見るところ

3. LINE友達追加特典|追加していただく理由

4. ご家族・ご友人紹介キャンペーン|次のお客様につながる導線

5. 当店のご紹介|どんな店か

6. スタッフ紹介|誰が施術するか

7. よくある質問|聞かれることを先に書く

8. ショップカード|来店ポイント

9. 最近の投稿・SNS|更新している証拠

この順番には、意味があります。

上の3枚と、下の6枚

最初の3枚は「初めての方が、来る前に見るもの」

下の6枚は「来たあとに効いてくるもの」

全部作ろうとすると止まります。1・2・3の3枚だけ先に作って、残りは開業後に足していくのでも十分だと思います。うちも、中身が濃くなったのは開業してからです。

タブの名前は、そのまま見出しになります。「メニュー」ではなく「新規人気TOP3」にしたのは、そのほうが押したくなるからです。中身を作る前に、名前だけ全部決めてしまうのがおすすめです。名前が決まると、何を書けばいいかが決まります。

リッチメニューは、6つのボタン

トークルームを開いたときに、下半分にいつも出ている画面です。ここがいちばん押されます。

うちは6枠に分けました。

リッチメニューの6つのボタンの配置図。上段左に2枠分の予約する、上段右にInstagram、下段にショップカード・友達に紹介する・口コミを書く
上の1枠だけ2つぶんの幅を使っています。面積が、そのまま「押してほしい順」です。

この形にした理由を、1つずつ書きます。

予約する|自社の予約ページに直接つないでいます。ここだけ大きくしました

Instagram|施術例を見ていただく先。LINEの中に写真を並べるより早いです

ショップカード|来店ポイント。LINEの機能なので、紙のカードが要りません

友達に紹介する|紹介キャンペーンのクーポンにつないでいます

口コミを書く|Googleの口コミへ。お客様が自分のタイミングで押せます

GBPの記事に「口コミは公式LINEのリッチメニューで促す」と書きました。その入口が、ここです。お会計のときに口頭でお願いするのではなく、いつでも押せる場所に置いておく。これだけです。

決めたルール

いちばん押してほしいものを、いちばん大きく置く。

6つ全部を同じ大きさにすると、どれも押されません。

あいさつメッセージに、何を書いたか

友だち追加した瞬間に、自動で届くメッセージです。

開業前の時期に書いていたのは、2つだけでした。

1. オープンのお知らせ

いつ、どこに、何の店が開くか。

まだ開いていない時期なので、ここが要ります。

2. 特典の案内

友だち追加でお使いいただけるもの。

追加していただいた理由に、その場で応えます。

凝ったことは書いていません。長い自己紹介も、店への思いも入れていません。

理由は単純で、追加した直後の方は、まだこちらに興味がないからです。興味を持っていただくのは、そのあとの仕事です。

特典も、開業前に用意しました

友だち追加の特典は、3つ用意しました。これも開業前です。

ここは順番が大事だと思っています。

やってはいけない順番

公式LINEを作る → 友だちを集める → あとで特典を考える

この順番だと、追加していただいた方に何も返せない期間ができます。

あいさつメッセージに「特典があります」と書いてあるのに、押した先が用意できていない。初日にこれをやると、いちばん最初のお客様に対してやることになります。

だから、あいさつメッセージと特典は、必ずセットで作ってください。片方だけ先に出さない。これが、うちが守ったことです。

最初の友だちは、店内から

友だちがゼロの状態から、どうやって増やしたか。

店内です。それ以外にありませんでした。

施術のあと、お会計のときにQRコードをお見せして、その場で追加していただく。特別なことは何もしていません。

ここが「開業前に作る」の答え合わせになります。初日のお客様にその場で追加していただくとき、開いた画面が完成していること。これができるかどうかが、開業前に作ったかどうかで決まります。QRコードを見せた3秒後には、相手の画面にリッチメニューが出ています。

広告やSNSからも少しは来ていますが、数として効いたのは店内でした。

そして、この形には副産物があります。

店内で追加していただくと、こうなります

追加してくださるのは、その日に施術を受けた方だけ。

つまり全員がお客様です。

広告で友だちを集めると、来たことのない方が混ざります。それが悪いわけではありませんが、ブロックされやすいのはそちら側です。うちが広告を厚くしなかったのは、これも理由のひとつでした。

3人に1人は、ブロックされます

ここは、あまり書かれていない話だと思うので、数字をそのまま出します。

友だち追加の累計1353人のうち、ブロックしていない人が891人、ブロックした人が462人であることを示す横棒グラフ。ブロックの割合は34パーセント
累計で1,353人の方に追加していただいて、462人がブロックです。34%にあたります。

実際にメッセージが届くのは874人です。

ここで、数え方の注意を1つ。

3つの数字は、足し算になりません

友だち追加の累計 1,353人/ブロック 462人/実際に届く人 874人

1,353 − 462 = 891 ですが、届くのは874人です。数え方が違うためです。

見るべきはいちばん小さい数字のほうです。「友だちが1,353人います」と言えてしまうのが、この数字のこわいところだと思っています。

3人に1人……。それは、何か失敗したということですか。

そうとは限りません。これくらいは普通に起きます。

大事なのは、そうなる前提で設計してあるかです。

ブロックされる前提で、何を変えるか

1. 友だちの数を、来店数の見込みに使わない。3割は届きません

2. 配信しなくても働くものを置いておく。リッチメニュー・ショップカード・ビジネスプロフィールは、送らなくても見られます

3. 「送らないと何も起きない」設計にしない。送るほどブロックは増えます

うちがリッチメニューとビジネスプロフィールに時間をかけたのは、これが理由です。配信は、届く人にしか届きません。でも、リッチメニューはトークルームを開いた人には必ず見えます。

広告は、補助的にしか使っていません

最後に、正直な話を書きます。

認証アカウントを取ったのは広告を出すためでしたが、実際の使い方は補助的なものでした。

実際にやったこと

「新規の方に届けばいいな」というくらいの出し方。

厚く置いてはいません。

年間で使った額と、集まったクリック数は広告費の記事に全部出しています。他の媒体と並べると、いちばん小さい額です。

それでも認証を取ってよかったと思っています。取るのに1〜2週間かかるものを、あとから取ろうとすると、そのとき動けないからです。

ここで言いたいのは「LINE広告を出しましょう」ではありません。公式LINEでいちばん効いたのは、広告ではなく作り込みのほうでした。タブ9枚とリッチメニュー6つは、1円もかかっていません。お金がかからないものを、時間をかけて作る。開業前にできるのは、結局そこだと思います。

よくある質問

公式LINEは、いつ作ればいいですか?

開業前です。うちはオープンの12日前にリッチメニューを公開しました。理由は「開けた日に来てくださった方を、その場で追加していただくため」です。そのとき見える画面が作りかけだと、初日のお客様に対してそれをやることになります。初日のお客様は、あとから増やせません。

友だちがゼロなのに、作る意味はありますか?

あります。公式LINEでいちばん働くのは、配信ではなくリッチメニューとビジネスプロフィールです。これは送らなくても、トークルームを開いた人に見えます。友だちがゼロのうちに作れるのは、この2つです。

認証アカウントは、取ったほうがいいですか?

うちは取りました。理由はLINE広告を出したかったからです。ただし審査に1〜2週間ほどかかりました(時期や内容で変わります)。広告を使う予定があるなら、開業してからでは間に合いません。待ち時間があるものは先に出す、という考え方です。

ビジネスプロフィールのタブは、いくつ作ればいいですか?

うちは9枚ですが、最初から9枚は要りません。「基本情報」「新規人気TOP3」「LINE友達追加特典」の3枚を先に作って、残りは開業後で十分だと思います。上の3枚は来る前に見るもの、下は来たあとに効くものです。

タブの名前は、どうつけるといいですか?

そのまま見出しとして読まれるので、中身が想像できる名前にしてください。うちは「メニュー」ではなく「新規人気TOP3」にしています。そのほうが押したくなるからです。中身を作る前に、名前だけ全部決めてしまうのがおすすめです。名前が決まると、書くことが決まります。

リッチメニューは、いくつに分ければいいですか?

うちは6枠ですが、数より配分だと思っています。いちばん押してほしいものを、いちばん大きく置く。うちは「予約する」だけ2枠ぶんの幅を使いました。全部を同じ大きさにすると、どれも押されません。

口コミは、どうやってお願いしていますか?

リッチメニューに「口コミを書く」ボタンを置いています。お会計のときに口頭でお願いするのではなく、お客様が自分のタイミングで押せる場所に置いておく形です。店内のPOPと合わせて、この2つだけでやっています。

あいさつメッセージには、何を書けばいいですか?

開業前のうちは「オープンのお知らせ」と「特典の案内」の2つだけでした。長い自己紹介や店への思いは入れていません。追加した直後の方は、まだこちらに興味がないからです。興味を持っていただくのは、そのあとの仕事だと考えています。

特典は、あとから用意してもいいですか?

あいさつメッセージと特典は、必ずセットで作ってください。「特典があります」と書いてあるのに中身が用意できていない期間ができると、いちばん最初のお客様に対してそれをやることになります。うちは3つの特典を開業前にそろえました。

最初の友だちは、どうやって集めましたか?

店内です。施術のあと、お会計のときにQRコードをお見せして、その場で追加していただきました。広告やSNSからも少しは来ますが、数として効いたのは店内でした。だからこそ、その場で開いた画面が完成していることが大事になります。

ブロックされるのは、どれくらいですか?

うちは累計1,353人に追加していただいて、462人がブロック(34%)です。実際に届くのは874人。3人に1人と考えてください。これは失敗ではなく、普通に起きることです。大事なのはそうなる前提で設計することで、だからうちは配信ではなくリッチメニューに時間をかけました。

友だちの数を、来店数の見込みに使えますか?

そのままは使えません。3割前後は届かないからです。うちの場合、1,353人に対して届くのは874人でした。「友だち◯人 ×◯%が来店」で計画を立てると、必ず上振れします。数える対象は、追加の累計ではなく実際に届く人数のほうです。

まとめ

持ち帰ってほしいこと

1. 公式LINEは開業前に作る。うちはオープンの12日前に公開

2. 理由は「初日のお客様に、完成した画面を見せるため」

3. 認証アカウントは審査に1〜2週間。あとから取ろうとすると動けません

4. タブは9枚。先に作るのは上の3枚だけでいい

5. タブの名前を、中身より先に全部決める

6. リッチメニューは面積が「押してほしい順」

7. あいさつメッセージはお知らせと特典の2つだけ。思いは書かない

8. あいさつメッセージと特典は、必ずセットで用意する

9. 最初の友だちは店内から。QRを見せた3秒後に完成した画面が出る状態にしておく

10. 3人に1人はブロックされる。配信しなくても働くものを置いておく

送らなくても働くもの。そこを先に作るんですね。

そうです。配信は、届く人にしか届きません。

でもリッチメニューは、トークルームを開いた人には必ず見えます。ここに時間をかけたのは、いまでも正解だったと思っています。

次は、お金の話です。年間126万円かかった広告費と、1名呼ぶコストが3倍になった理由を書きます。

↑ この記事の親にもどるまつげサロンの集客|開業前にやったこと、全部

この記事は、私自身が2025年に恵比寿で1店舗を開業したときに作成したLINE公式アカウントの設定と、その後の管理画面の記録をもとに書いています。掲載している人数・割合は、すべて当社1店舗の実績であり、地域・業種・運用方法によって大きく変わります。認証済アカウントの審査に要する期間、リッチメニューやビジネスプロフィールの仕様、料金プラン、広告の出稿条件はLINEヤフー株式会社の仕様変更により変わることがあります。必ず管理画面と公式のガイドラインで最新の内容をご確認ください。本記事の内容は、友だち数や集客の成果を保証するものではありません。

この連載で使った書類を、そのまま原紙に

まつげサロン開業パック

事業計画書Excel(18シート・原紙)/記入例つき完成見本/各シートの解説PDF/開業チェックリストPDF/ホットペッパービューティー原稿シート/Googleビジネスプロフィール原稿シート

Excel 4点PDF 2点買い切りダウンロード

9,800円(税込)

中身を見る

記事は全部無料です。
買うのは、その時間です。

LINE登録でプレゼント

78項目

開業までにやること、全部入りの
チェックリスト(Excel)

開業準備前の確認事業計画書融資物件内装器具求人集客保健所税務署

私たちが恵比寿で開業したときの手順を、1枚にまとめたものです。
チェックを入れると取り消し線がつき、残りの件数が自動で減ります。

LINEで受け取る

友だち追加すると、ダウンロードのご案内が自動で届きます。
中身はこちらの記事に全部載せています。

阿部弘康

阿部 弘康

株式会社CALM TOKYO 代表取締役
恵比寿でまつげパーマ&眉毛アイブロウサロンを運営

美容業界18年。化粧品メーカーの営業、美容サロン専門の広告会社を経て、サロン専門のコンサルタントとして独立しました。集客に関する書籍を2冊出しています。
2025年、恵比寿に自分たちの店を開きました。技術は、表参道で17年やってきたアイリストの妻が。経営とマーケティングは私が見ています。人の店を見てきた側と、自分で開いた側。その両方から書いています。

30分の無料相談を
お受けしています

開業の準備、資金計画、開いたあとの集客と求人。
まだ何も決まっていない段階でも大丈夫です。
無理におすすめすることはありません。

サポートの内容と料金を見る ›

サロン運営 株式会社CALM TOKYO 代表取締役 阿部 弘康
まつげパーマ&眉毛アイブロウ CALM TOKYO 恵比寿本店
東京都渋谷区恵比寿西2-17-8 アイ・ティー・オー代官山506
開業支援・サロンコンサルティング サロン集客ヘルパー 阿部 弘康(個人事業)