Googleのお店の情報って、開業してから登録するものですよね。
まだ住所しか決まっていないので……。
開業日の90日前から作れます。住所が決まっているなら、もう作れます。
そしてもうひとつ。ここだけは、あとから直せません。
直せない……? どこですか。
電話番号です。
ここを携帯番号で登録してしまうと、あとから固定電話を取っても、携帯番号が残り続けます。
私のクライアントで、プロフィールごと作り直しになったことがあります。
1. 開業の90日前から作れる。待つ理由がありません
2. 電話番号は、携帯で登録しない。ここだけは、やり直しがききません
3. 中身は求人原稿と同じで、「枠を埋める」仕事です
この記事の内容
Googleビジネスプロフィールは、開業予定日の90日前から登録できます。
「開業日」を入れる欄があって、そこに先の日付を入れられます。開業前は、地図には出ません。開業日になると、公開されます。
1. オーナー確認に時間がかかります。開業してから始めると、いちばん人が来る時期に間に合いません
2. 写真も口コミも、積み上げるのに時間がかかります。1日では増えません
3. お金が1円もかかりません。開業前にできることの中で、これがいちばん割がいいと思っています
うちの場合、開業は5月10日でした。プロフィールはその前に作って、開業日を5月10日で登録しています。
住所が決まっていないと、登録できません。物件が決まってからの作業です。逆に言うと、契約が済んだ日から、この作業は始められます。内装工事を待つ必要はありません。
この記事でいちばん伝えたいのが、ここです。
電話番号の欄に、携帯番号を入れてしまうこと。
あとから固定電話を取って番号を差し替えても、携帯番号が残り続けることがあります。
これは、私のクライアントで実際に起きました。結局、プロフィールを作り直すことになりました。
作り直すというのは、それまでに積み上げた口コミも、写真も、ゼロに戻るということです。1年かけて集めたものが、消えます。
でも、開業前だと固定電話がまだないこともありますよね。
そのとおりです。だから、順番が大事になります。
電話番号を先に決めてから、プロフィールを作ってください。
「とりあえず携帯で登録して、あとで直そう」――これがいちばん危ないです。
うちは固定電話を先に用意して、その番号で登録しました。電話まわりの話は、店舗準備の記事に書いています。
登録したあと、「このお店の関係者ですか」を確認する手続きがあります。オーナー確認と呼ばれるものです。
方法がいくつか出てきます。選べるなら、電話を選んでください。
その場で番号が届いて、入力して終わりです。
早く終わります。
登録した住所に、コードの書かれたハガキが届きます。
届くまで、待つしかありません。
ハガキは、届く日が読めません。開業直前にこれをやると、いちばん人が来る時期に地図に出ていない、ということが起こります。
確認の方法は、業種・地域・アカウントの状態によって選べるものが変わります。また、Google側の仕様は変わることがあります。「電話が選べたら電話」くらいに考えて、選べないときは早めに始めてください。結局、早く始めるのがいちばん確実です。
ここから中身の話です。
やることは、求人原稿の記事に書いたのとまったく同じでした。入力欄には、上限があります。
説明欄 ── 748字 / 上限750字
2字しか余していません。
理由も、求人のときと同じです。埋まっていない欄は、書いていないのと同じだからです。
そして、748字を何で埋めるかです。最初の1文だけ、そのまま出します。
品のある美しさと艶やかさを。40代からのまつげパーマ&眉毛アイブロウ CALM TOKYO 恵比寿本店が5月10日 恵比寿にNEW OPEN。
この1文に入れたのは3つです。誰に向けた店か(40代から)。何の店か(まつげパーマと眉毛アイブロウ)。どこにいつ開くか(5月10日・恵比寿)。
お店の思いから書きはじめたくなります。でもここは、探している方が最初に読む場所です。思いは、そのあとに書けば残ります。
残りの700字あまりに何を書いたかは、実物を見ていただくのがいちばん早いと思います。
↗ 実物を見るCALM TOKYO 恵比寿本店|Googleビジネスプロフィール この記事に書いた説明文・写真・口コミが、そのまま置いてあります。別のタブで開きます。見ていただくと分かりますが、特別なことは何も書いていません。欄を埋めただけです。
そして、埋める前にやることがあります。どんな欄があるのかを、先に全部書き出すことです。うちはExcelに一覧を作りました。
ビジネス名/ビジネスカテゴリ(メイン)/ビジネスカテゴリ(サブ)
説明/開業日/電話番号/ウェブサイト/ソーシャルプロフィール/略称
メニューまたはサービスへのリンク/ビジネス所在地/サービス提供地域
営業時間/特別営業時間/オンラインサービスの提供時間/入店可能時間
ビジネス所有者提供情報/サービス/サービスオプション/バリアフリー
プラン(要予約かどうか)/リサイクル/子供/客層/決済方法/設備/駐車場
これで28欄あります。文字を書く欄は数えるほどで、残りは「はい/いいえ」を選ぶだけです。
「はい/いいえ」の欄こそ、後回しにしないでください。選ぶだけなので5分で終わります。そして、お客様が絞り込みに使う項目がここに入っています。カテゴリも同じです。うちはメインを「まつ毛サロン」、サブに「アイブロウサロン」を置きました。2つの入口を作るためです。
プロフィールは、作って終わりではありませんでした。
写真は、最初の3ヶ月でいちばん増えています。79枚 → 106枚 → 121枚。そのあとはゆるやかになりました。
正直に書くと、ゆるやかになったのは、私が止まったからです。開業直後は毎日のように上げていました。忙しくなると、手が止まりました。
毎日の表に「写真1枚。投稿1本。」と書く欄を作りました。
何もしなかった日は「行動なし」と書きます。
やらなかったことが残る形にしないと、止まったことに気づけません。
そして、写真や口コミを増やしていた期間に、ちゃんと動いていた数字もありました。
Googleの検索から見られた回数|5月 93回 → 12月 211回
Googleマップから見られた回数|5月 163回 → 12月 199回
ルート検索(道順を調べた回数)|5月 100回 → 12月 105回
検索から見られた回数は、2倍以上になっています。順位が動いていない時期でも、ここは伸びていました。
見る数字を1つに絞らないほうがいい、というのはこういうことです。順位だけ見ていたら、この8ヶ月は「何も起きていない」に見えます。
口コミは、22件から43件になりました。評価は5.0のままです。
やったことは、2つだけです。
1. 公式LINEのリッチメニューに、口コミの入口を置く
2. 店内にPOPを置く
お会計のあとにお願いするのではなく、お客様が自分のタイミングで押せる場所に置いておく形にしました。
そして、やらなかったことがあります。
知り合いに頼んで、口コミを書いてもらうこと。
私はコンサルの仕事で、そうやって集めた口コミがGoogleに削除された例を何度も見ています。
削除されるだけなら、まだいいほうです。アカウントごと止まることもあります。1年かけて積み上げたものが、一度で消えます。
そして、上のグラフをもう一度見てください。11月の44件が、12月には43件になっています。
口コミは、減ることもあります。投稿した方が消すこともあれば、Google側で消えることもあります。減った月に慌てないために、これは先に知っておいてください。
正直に書きます。投稿は、続きませんでした。
5月 15本 6月 14本 7月 21本 8月 15本
9月 0本 10月 1本 11月 1本 12月 2本
9月に、ゼロになっています。
理由は、この連載で何度も出てくるのと同じです。店の中が回らなくなった時期でした。手が足りなくなったとき、いちばん先に止まるのが、この種の作業です。
いま同じことをやるなら、「毎日1本」ではなく「週1本」で設計します。続かない量を決めると、ゼロになります。ゼロと週1本の差は、毎日と週1本の差よりずっと大きいです。
ここは、Googleの話から少し離れます。掲載媒体の検索結果の話です。
うちは開業前から、自分の店が何番目に出るかを毎日記録していました。そのときに、一緒に書いていたものがあります。
「300店の中の22位」と「50店の中の22位」は、まったく違うからです。
分母は毎月動きます。順位だけ残すと、あとで比べられません。
この表を見ると、うちの位置がはっきりします。「アイブロウ」では269店の中の3位。けれど「まつげパーマ」では259店の中の25位です。
同じ店です。強いワードと、弱いワードがあります。そして、どこで戦うかを決めるのは、この表でした。
記録は、Excelに「原紙」のタブを1枚だけ作って、毎月コピーして使っています。毎月ゼロから表を作ると続きませんし、形が変わると去年と比べられません。これは開業前に作れます。
最後に、うまくいかなかった話を書きます。
Googleで「恵比寿 まつげパーマ」と調べたときに、地図の中でうちが何番目に出るか。これを毎月記録していました。
2025年6月から、ずっと「圏外」。
年をまたいでも「圏外」。1年以上、変わりませんでした。
その間、写真は増やしていました。口コミも43件あって、評価は5.0です。それでも出ませんでした。
順位が動いたのは、1年以上たってからです。いまは同じワードで12位まで来ています。
1年以上……。途中でやめたくなりませんでしたか。
何度もなりました。数字が1ミリも動かないので。
それでも続けられたのは、お金がかからないからです。広告と違って、止めなければいけない理由がありません。
そして、順位が圏外でも「恵比寿の店」を探している方には出ています。そちらの数字は、ちゃんと動いていました。
だから、ここは成果が出るまでの時間を長めに見ておくのがいいと思います。3ヶ月で判断しない。お金がかかっていないぶん、待てます。
Googleビジネスプロフィールは、いつ作ればいいですか?
開業予定日の90日前から作れます。住所が決まっていれば登録できるので、物件の契約が済んだ日から始められます。開業してから始めると、オーナー確認や写真の積み上げが、いちばん人が来る時期に間に合いません。お金は1円もかかりません。
電話番号は、携帯でもいいですか?
おすすめしません。携帯番号で登録してしまうと、あとから固定電話を取って差し替えても、携帯番号が残り続けることがあります。私のクライアントでは、結局プロフィールごと作り直しになりました。作り直すと、それまでの口コミも写真もゼロに戻ります。電話番号を決めてから、プロフィールを作ってください。
オーナー確認は、どの方法を選べばいいですか?
選べるなら、電話やSMSを選んでください。その場で終わります。ハガキは届く日が読めないので、開業直前にやると地図に出ないまま開業日を迎えます。選べる方法は業種・地域・アカウントの状態によって変わり、仕様も変わることがあります。だからこそ、早めに始めるのがいちばん確実です。
説明欄は、どれくらい書けばいいですか?
うちは748字入れました。上限は750字です。求人原稿のときと同じ考え方で、埋まっていない欄は、書いていないのと同じだと思っています。書く前に、まずどんな欄があるかを全部書き出してください。うちはExcelに一覧を作りました。文字数の上限は変わることがありますので、管理画面でご確認ください。
「はい/いいえ」を選ぶだけの欄も、埋めるべきですか?
埋めてください。5分で終わります。そして、お客様が絞り込みに使う項目がここに入っています。文字を書く欄ばかりに時間をかけて、選ぶだけの欄が空いている、というのがいちばんもったいないです。
写真は、何枚くらい必要ですか?
枚数の正解は分かりません。うちは開業時79枚、年末で138枚でした。大事なのは枚数より止まらないことだと思っています。うちは9月以降ほとんど増えていません。忙しくなると、いちばん先に止まる作業です。だから毎日の記録に「写真1枚」と書く欄を作りました。
口コミは、どうやって集めればいいですか?
うちは公式LINEのリッチメニューに入口を置くのと店内のPOPの2つだけです。お会計のときに口頭でお願いするのではなく、お客様が自分のタイミングで押せる場所に置いておく形にしました。22件から43件になりました。
知り合いに口コミを書いてもらうのは、ありですか?
おすすめしません。私はコンサルの仕事で、そうやって集めた口コミが削除された例を何度も見ています。削除だけで済まないこともあります。1年かけて積み上げたものが、一度で消えます。Googleのポリシーは変わることがありますので、最新の規約をご確認ください。
口コミが減ることはありますか?
あります。うちも11月に44件だったものが、12月には43件になっています。書いた方が消すこともあれば、Google側で消えることもあります。減った月に慌てないために、先に知っておいてください。
順位は、どう記録すればいいですか?
順位だけでなく、掲載店舗数(分母)も一緒に書いてください。「300店中22位」と「50店中22位」はまったく違いますし、分母は毎月動きます。順位だけ残すと、あとで比べられません。Excelに「原紙」のタブを1枚作って、毎月コピーするのが、いちばん続きました。
地図で上位に出るまで、どれくらいかかりますか?
うちは1年以上、圏外のままでした。写真も口コミも増やしていて、評価は5.0です。それでも動きませんでした。順位が動いたのは1年を過ぎてからです。3ヶ月で判断しないでください。広告と違ってお金がかかっていないので、待てます。なお、これはうちの1店舗の話で、地域・競合・業種によってまったく変わります。
1. 開業の90日前から作れる。物件の契約が済んだら始める
2. 電話番号は、携帯で登録しない。あとから差し替えても残ることがあります
3. 番号を決めてから、プロフィールを作る。順番が大事です
4. オーナー確認は電話。ハガキは届く日が読めません
5. 説明は750字の枠。うちは748字入れました
6. 欄は28ある。「はい/いいえ」の欄こそ先に埋める
7. カテゴリはメインとサブで、入口を2つ作る
8. 写真も口コミも止まらないことが大事。「行動なし」も記録する
9. 頼んで書いてもらう口コミは、やらない
10. 順位は分母とセット。そして3ヶ月では判断しない
お金がかからないから、待てる。そこが広告と違うんですね。
そうなんです。止める理由がないものは、強いです。
掲載料のほうは、効かなくても払い続けることになります。この2つは、まったく性格が違います。
次は公式LINEの話を書きますね。これも開業前に作ったもので、いちばんやってよかったと思っているものです。
この記事は、私自身が2025年に恵比寿で1店舗を開業したときに作成したGoogleビジネスプロフィールの原稿と、その後に記録していたパフォーマンス集計表・順位の記録をもとに書いています。掲載している枚数・件数・順位は、すべて当社1店舗の実績であり、地域・業種・競合状況によって大きく変わります。Googleビジネスプロフィールの登録可能な時期、入力欄と文字数の上限、オーナー確認の方法、口コミに関するポリシーはGoogle側の仕様変更により変わることがあります。必ず管理画面と公式のヘルプで最新の内容をご確認ください。本記事の内容は、順位や集客の成果を保証するものではありません。
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