毎月の結果を、スタッフ全員のLINEに1通で送っています。
文面の形は、毎月同じです。褒めが8割、提案が2割。
褒めは必ず数字で書き、提案は1つだけ、主語は「店として」にします。
数字を口で伝えると、指摘に聞こえてしまうからです。うちの文面の型を、そのまま書きます。
この記事の内容
うちは、スタッフ全員で集まる会議が、3か月に1回ほどです。
その間、数字を伝える場がありませんでした。
営業の合間に「先月の数字なんだけど」と声をかけると、良い話でも、相手は身構えます。
悪い数字のときは、なおさらです。こちらにそのつもりがなくても、口で言う数字は、指摘に聞こえます。
そこで、口で言うのをやめました。
文面にして、毎月、同じ形で送る。これなら、読む側は自分のタイミングで読めます。
始めたのは、2026年8月の分からです。
決めたことは3つです。
全員に同じものを送るのは、お店の数字を全員が同じように知っている状態にしたいからです。
文面は、毎月この順番です。変えません。
| 段 | 書くこと |
|---|---|
| 1 | お店全体の数字(売上・次回予約・店販・客数) |
| 2・3 | スタッフ1人ずつ。よかったところを、数字で |
| 4 | 今月にやること(1つだけ) |
| 5 | 今月のお店の目標 |
| 6 | 戻られていないお客様のリストについて |
| 7 | 「くわしい数字は、資料を見てください」 |
図表①:毎月の文面の、7つの段
順番を変えないのには、理由があります。
毎月同じだから、どこに何が書いてあるか、探さなくていい。3回目くらいから、読む側が慣れます。
もう1つ。先にお店全体、次に1人ずつ、最後にやることの順にしています。
いきなり個人の数字から入ると、通知を開いた瞬間に、評価されている気持ちになるからです。
文面の8割は、よかったところです。
ただし、書き方を決めています。
書かない
今月も、よく頑張ってくれました。
書く
客数は◯人。目標の◯%でした。
「頑張っている」は、言われた側に残りません。何がよかったのかが分からないからです。
数字で書くと、「見てくれている」が伝わります。
決めていることは、あと2つあります。
売上が目標に届かなかった月でも、客数、単価、空き時間の使い方。どこかは動いています。
探せば、かならず1つはあります。
残りの2割が、提案です。ここがいちばん気をつかうところです。
| 書かない言い方 | 書く言い方 |
|---|---|
| ひと言あれば、戻ってきていたはずです | 店として、お会計のときに次回のご案内を出します |
| ◯◯さんは、次回予約が少ないです | 店として、今月は次回予約を◯件取ります |
| もっと単価を上げましょう | 次回予約が入ると、結果として単価も上がります |
図表②:同じことを、どう書くか
左の言い方は、間違ったことは言っていません。
でも、読んだ人は「自分が責められた」と受け取ります。そうなると、次の月から、文面を開くのが嫌になります。
右は、主語を「店として」に変えただけです。
やることは同じでも、個人の反省ではなく、お店の決めごとになります。
提案には、決まりが2つあります。
入れることより、入れないことを先に決めました。
毎月届くものに、お願いごとが入っていると、文面が「宿題の連絡」になります。
読むだけで終わるものにしておくと、続きます。
失敗も1つ、書いておきます。
「今年いちばんの数字でした」と書いて、間違っていたことがあります。
その月の数字だけを見て、書いてしまいました。1月から並べてみたら、もっと高い月がありました。
褒める文面は、気持ちよく書けてしまいます。だから、確かめるのを忘れます。
それからは、決めています。
褒めた数字が違っていると、次から、文面そのものを信じてもらえなくなります。
送る前の確かめは、オーナーの仕事です。
この記事で使っている道具
面談シートスタッフ面談で使う面談シートを、準備しています。