戻られていないお客様のリスト(失客リスト)を、毎月スタッフに渡しています。
形は、担当ごとに1枚。連絡したかどうかのチェック欄は、入れていません。
見てもらうのは1か所だけです。次回予約が入っていた方が、何人いたか。
リストを「宿題」にしないために、紙の形から決めました。
この記事の内容
この記事は、毎月スタッフに送っている文面の話の続きです(→ スタッフ育成は、毎月のLINE1通から。褒め8割・提案2割で、提案は1つだけにしている)。文面の6つ目の段に出てくる「リスト」を、どういう形で渡しているかを書きます。
失客リストは、渡し方をまちがえると、いちばん嫌がられる紙になります。
お客様の名前が並んだ紙を、何も言わずに渡す。
受け取った側は、こう読みます。「この人たちに、連絡しなさい」。
そして、連絡していないことを、次の月に聞かれる気がします。
そうなると、リストは開かれなくなります。
うちは、失客リストを出す理由を、こう決めています。
連絡してもらうためではなく、どこで切れているかを一緒に見るため。
お店全体の一覧では渡しません。担当ごとに、1枚ずつです。
上:4つの数
| 戻られなかった方 | うち、 初めての方 | うち、 2回目以降の方 | 次回予約なし |
|---|---|---|---|
| ◯人 | ◯人 | ◯人 | ◯人 |
下:一覧(6つの列)
| 区分 | お名前 | 最終 来店 | 前回の メニュー | 来店の きっかけ | 次回 予約 |
|---|---|---|---|---|---|
| 初めて | ◯◯様 | ◯/◯ | … | … | なし |
| 2回目以降 | ◯◯様 | ◯/◯ | … | … | あり |
図表①:渡している紙の形(中身は伏せています)
1枚にしているのは、自分のお客様だけが、ひと目で見えるようにするためです。
全員ぶんが1つの表に入っていると、自分の行を探すところから始まります。それだけで、見るのが面倒になります。
上の4つの数は、一覧を読まなくても、その月の様子が分かるように付けています。
最初に考えた紙には、「連絡した」に印をつける欄がありました。
外しました。
理由は2つです。
① 連絡は、もう届いているから
うちは、公式LINEの自動配信で、しばらく来られていない方にお知らせが届くようにしてあります(→ LINEミニアプリと公式LINEの自動配信7種類。再来を決めていたのは、月1回の失客リストだった)。
リストに載っている方には、お知らせは届いています。それでも、戻られていない方です。
② チェック欄があると、紙が「宿題」になるから
欄があれば、埋めなければいけない気持ちになります。埋まっていなければ、聞かれる気がします。
だから、文面にもはっきり書いています。
連絡は不要です。LINEは自動で届いています。
では、紙を受け取って、何を見てもらうのか。
1か所だけです。
いちばん右の列。次回予約が「あり」だった方が、何人いたか。
「あり」の行には、色をつけています。探さなくても、目に入ります。
リストに載っているのに、次回予約が入っている方がいます。
集計のうえでは「戻られていない」に入っていても、次に来られる日が、もう決まっている方です。
ここを見ると、分かることがあります。
つまり、戻られるかどうかは、お帰りのときに次が決まっていたかどうかで、大きく変わる。
これを、こちらが言うのではなく、自分のリストで見てもらう。そのための紙です。
リストに載るのは、来店から2か月たっても、次の来店がない方です。
2か月にしているのは、うちのメニューの周期が、およそ2か月だからです。
1か月で数えると、まだ来る時期ではない方まで載ってしまいます。
2か月待ってから数えるので、渡すのは少し先になります。
たとえば、6月に来られた方の分を、9月に渡します。
古い話に見えますが、それでいいと考えています。
リストは、いまのお客様を追いかけるためのものではなく、3か月前の自分たちのやり方を見るためのものだからです。
紙は、毎月渡します。
そのうえで、会議のときは、全員で開きます。
1人で見るのと、全員で見るのとでは、役割が違います。
紙を渡すだけだと、見たかどうかが分かりません。
会議だけだと、3か月に1回しか見ません。両方やって、やっと回ります。
スタッフに渡す紙とは別に、管理用の表を、オーナーが持っています。
渡す紙は、見てほしいことだけに絞ってあります。
細かい項目を全部のせると、4章の「1か所だけ見る」ができなくなるからです。
細かく見たいときは、オーナーが管理用の表を見ます。
渡す紙と、持っておく表を、分ける。これだけで、紙はずいぶん軽くなります。
この記事で使っている道具
面談シートスタッフ面談で使う面談シートを、準備しています。