求人のLINE広告を、約3週間・約1.4万円で出しました。
約1,000回押されて、友だち追加は0件でした。
同じ求人ページなのに、いた時間は、LINE広告から来た方が平均4秒、検索広告から来た方が平均32秒。
安く押されることと、読まれることは、別でした。これから出すか迷っている方へ、出す前に決めておくことをまとめます。
この記事の内容
この記事は、求人を「どう数えるか」「何と書くか」を書いた記事の続きです(→ Google広告で求人を出した2か月。問い合わせ3件、見学2件。電話の1件は、どの数字にも残らなかった)。今回は、求人をどこに出すかの話です。
うちは、自分のサイトに求人ページを作り、Googleの検索広告で来てもらう形で求人をしています。
検索広告は、「アイリスト 求人」のように、自分で言葉を打って探している方の前に出ます。
逆に言うと、まだ探していない方には、届きません。
「いまのお店に少し迷いはあるけれど、探すほどではない」。
そういう方にも求人を知ってもらえたら、と考えて、LINE広告を出しました。LINEを開いている画面に、求人のバナーが出る形です。
考え方としては、いまでも間違っていなかったと思っています。
2026年9月12日から30日までの、約3週間の結果です。
| かかった費用 | 約1万4千円 |
| 広告が表示された回数 | 約29万回 |
| 押された回数 | 約1,000回 |
| 1回押されるごとの費用 | 約15円 |
| LINE広告からの友だち追加 | 0件 |
| 見学 | 0件 |
図表①:求人のLINE広告、約3週間の結果
※ 2026年9月12日〜30日。数字は丸めています。
1回15円で、約1,000回押されました。広告としては、かなり安いほうです。
押されるたびに、うちの求人ページが開いています。開いた回数は、広告の画面でも、サイトの側の記録でも、ほぼ同じでした。
届いてはいたんです。
それでも、友だち追加は0件、見学も0件でした。
(なお、9月9日に出し始めて、最初の3日間は設定の不備で1回も表示されていません。上の数字は、直したあとの約3週間のものです。)
押されているのに、なぜ0件なのか。
サイトの側の記録を見て、やっと分かりました。
| LINE広告から来た方 | 検索広告から来た方 | |
|---|---|---|
| ページにいた時間(平均) | 4秒 | 32秒 |
| 「読んだ」と数えられた割合 | 約15% | 約50% |
図表②:同じ求人ページに来た方の、いた時間
※ 2026年9月。サイトのアクセス解析の数字です。LINE広告は9月12日〜30日、検索広告は9月の1か月。平均と割合は、期間の長さに左右されません。
※「読んだ」と数えられた割合=10秒以上いた、2ページ以上見た、などに当てはまった訪問の割合。
ページは同じです。書いてあることも、写真も、ボタンの位置も同じです。
それなのに、いた時間が8倍違いました。
4秒は、ページを開いて、閉じるまでの時間です。条件を読む時間はありません。
来てくださった方の数は、LINE広告のほうが10倍以上多かった。でも、読まれていませんでした。
ここからは、私の考えです。確かめたわけではありません。
検索広告は、自分で探している方の前に出ます。LINE広告は、別のことをしている途中の画面に出ます。押した時点での「読むつもり」が、違ったのではないかと思っています。
確かなのは、いた時間が違ったということだけです。
検索広告のほうの結果は、上でご紹介した記事に書いています。
実は、LINE広告は8月にも出していました。9月のものは、作り直したあとの形です。
| 8月の形 | 9月の形 | |
|---|---|---|
| 広告を押すと | その場で友だち追加の画面 | 求人ページが開く |
| 押された割合 | 1とすると | 約13倍 |
| 見学につながった数 | 0件 | 0件 |
図表③:作り直す前と、作り直したあと
8月は、ほとんど押されませんでした。
そこで、バナーも、押したあとの行き先も作り直しました。押される割合は、約13倍になりました。
作り直しは、うまくいったんです。
それでも、結果は0件のままでした。
ここが、いちばんお伝えしたいところです。
直した数字が良くなっても、結果が変わらないことがあります。そのときは、直した数字が、ほしい結果とつながっていなかった、ということです。
うちは「押される割合」を見て、直して、喜んでいました。
でも、ほしかったのは「押されること」ではなく、「求人ページを読んで、連絡をくださること」でした。見る数字を、間違えていました。
次に考えたのは、「反応のない場所に出すのをやめて、反応のある場所だけに出そう」でした。
ところが、レポートを開くと、出た場所は「LINE」という1行だけでした。
トークの一覧なのか、ニュースの画面なのか、その先の内訳は出てきません。
仕組みとしてそうなっている、というだけの話です。
ただ、「あとで場所を絞って良くしていく」という進め方は、できませんでした。これは、出す前に知っておきたかったことです。
0件でしたが、持ち帰れたものが1つあります。
| バナー | 押された割合 |
|---|---|
| 写真なし(文字だけ) | 1とすると |
| 写真あり(店内の写真) | 1.22倍 |
図表④:同じ横長のバナーで、写真があるか、ないか
※ 2026年9月12日〜30日。同じ横長のバナーどうしで比べています。
店内の写真が入っているほうが、押されました。
押されることと、読まれることは別。それは3章で書いたとおりです。
ですから、これは「写真を入れれば応募が来る」という話ではありません。
ただ、「文字だけより、店内が見えるほうが目に留まる」ことは、数字で確かめられました。求人ページのいちばん上の写真や、ほかの求人のバナーを選ぶときに、そのまま使っています。
LINE広告が良い、悪い、という話ではありません。
うちの求人には、この金額と期間では、合いませんでした。予算の大きさや職種が違えば、結果は変わるかもしれません。
そのうえで、出す前に決めておけばよかったと思うことを、3つ書きます。