CATEGORY 02求人

サロン見学は30分〜1時間。先に見せて、次に聞いて、条件は最後。
その場では決めていただかない

半個室の施術ベッドと、ノートとペンが置かれたサロンの店内イラスト
先に結論

うちのサロン見学は、30分〜1時間ほどです。

順番は決めてあります。先にお店を見ていただき、次にお話をうかがい、条件は最後。

そして、その場では決めていただきません。

見学を「面接」にしないために、前の日までに送る連絡と、当日やらないことを決めました。そのまま書きます。

この記事の内容

  1. 見学は「面接」にしない
  2. 見学の前に送る連絡は、2通
  3. 当日の流れ。最初の30分で、ひととおり終える
  4. 当日やらないことを、5つ決めた
  5. 決まっていないことは、「確認してご連絡します」と言う
  6. 紙は「説明」ではなく、「持ち帰るメモ」にした
  7. 終わったら、その日のうちにLINEで条件を送る

この記事は、求人で「何を数えるか」を書いた記事の続きです(→ Google広告で求人を出した2か月。問い合わせ3件、見学2件。電話の1件は、どの数字にも残らなかった)。うちは、求人の成果を見学の件数で数えています。今回は、その見学の日に何をしているかの話です。

1. 見学は「面接」にしない

うちの求人ページには、「見学だけでも大丈夫です」と書いています。

そう書いた以上、当日それを裏切らない。これが、いちばん最初に決めたことです。

見学に来てくださる方は、まだ決めていません。お店を見て、話を聞いて、それから考えたい方です。
そこでこちらが「見定める」空気を出すと、決まる話も決まらなくなります。

うちの見学は、まだ数えるほどの回数です。
回数が少ないからこそ、1回ずつ、やり方を紙に書いて直してきました。その型を、ここに書きます。

2. 見学の前に送る連絡は、2通

見学は、当日より前に始まっています。
日にちが決まったら、LINEで2通お送りします。

1通目は、日程が決まったとき。入れていることと、その理由です。

入れていること理由
最初に、担当者が名乗るお店の名前のアカウントなので、名乗らないと、誰が返しているのか分かりません
当日は2名でご案内します、と先に伝える当日いきなり2名出てくると、「面接だったのか」と身構えさせてしまいます
「面接ではありません」「履歴書は不要です」「普段のお洋服で」下げたハードルを、当日まで下げたままにするためです
うかがう質問は2つまで。番号を振る文の中に散らすと、片方だけ答えて終わってしまいます
選択肢に「まだ決めていない」を入れる決めきれていない方を、入口で落とさないためです

図表①:日程が決まったときの連絡に、入れていること

質問の2つは、お名前(苗字)と、気になっている働き方です。
働き方のほうは、「まだ決めていない」でも問題ありません、と書き添えています。当日、一緒に整理すればいいからです。

2通目は、前の日の夕方。

住所と、建物への入り方を、もう一度書きます。
前の日の通知を見ただけで場所が分かり、前のやりとりを遡らなくて済むようにするためです。
お返事は求めません。「ご予定が変わった場合も、遠慮なくご連絡ください」とだけ書きます。

3. 当日の流れ。最初の30分で、ひととおり終える

当日は、30分〜1時間ほどです。
最初の30分で、ひととおり終わるように組んでいます。残りは、ご質問の時間です。

時間やること
0〜3分お出迎え。「見学だけのつもりで大丈夫です」を、最初に言う
3〜10分お店を見ていただく(席・半個室の仕切り・動線・消毒の設備)
10〜18分お話をうかがう
18〜27分条件をお伝えする(うかがった内容に合わせて、絞って話す)
27〜30分次のステップ。ご質問

図表②:サロン見学の、最初の30分
※ ご質問が多いときは、合わせて1時間ほどになります。

大事なのは、順番です。

先に見せて、次に聞いて、条件は最後。

条件から入ると、面接になります。
見学に来る方がいちばん見たいのは、条件の表ではなく、自分が働くことになる席そのものです。だから、座る前にまず見ていただきます。

うかがうのは、その方に合う形を一緒に決めるためのことです。

いつ頃から、とお考えか

週に何日くらいか

曜日や時間帯のご希望

ふだんの施術メニュー

ご予約は、どうやって受けていらっしゃるか

話す割合は、相手が7、こちらが3を目安にしています。
条件は、求人ページとLINEで、もう読んでくださっています。こちらが長く話す理由がありません。

4. 当日やらないことを、5つ決めた

やることより、やらないことを先に決めました。

1
技術のチェック見学の日には、しません。必要なときは、別の日をあらためて作ります。「見学だけ」と言ってお呼びした日に、技術を見るのは約束が違うからです。
2
条件表の読み上げもう読んでくださっています。当日は、書いていないことの補足だけにします。
3
その場で決めていただくこと迷ったまま決めた方は、続きません。持ち帰っていただきます。
4
いまのお勤め先について、こちらから踏み込むことお話しくださったことは、うかがいます。こちらからは掘りません。
5
決まっていないことを、その場で言い切ることこれは次の章に書きます。

5. 決まっていないことは、「確認してご連絡します」と言う

見学では、こちらが想定していなかったことを聞かれます。

そのとき、その場で考えて答えると、人によって答えが変わってしまいます。
前の方には「できます」と言い、次の方には「難しいです」と言う。小さなお店ほど、これが起きます。

うちは、見学の前に、「まだ決めていないこと」を紙に書き出しておきます。
そこに当たる質問が出たら、「確認して、ご連絡します」とお答えします。

その場で言い切るより、頼りなく見えるかもしれません。

でも、あとで変わる答えを言うほうが、ずっと信用を失います。

税や保険の扱いも同じです。専門の方に確かめていただく話なので、こちらからは言いません。

6. 紙は「説明」ではなく、「持ち帰るメモ」にした

最初、見学用の紙には、条件をもう一度きれいに並べていました。

やってみて気づきました。
見学に来る方は、求人ページを全部読んでから来ています。同じ条件を紙で渡しても、二度手間でした。

そこで、紙の役割を変えました。

前

お店の条件を説明する紙

いま

その方のご希望を書き込んで、持ち帰っていただくメモ

プランの表に、その場で丸をつける。うかがった曜日や開始の時期を、書き込む。
お帰りのとき、手元に残るのは「お店の資料」ではなく、「自分の話が書いてあるメモ」です。

計算の欄も外しました。同じものが求人ページにあるからです。お金の話になったら、その場でページを開いて一緒に見ます。

7. 終わったら、その日のうちにLINEで条件を送る

見学の終わりに言うことは、決めてあります。

今日はありがとうございました。持ち帰って、ゆっくり考えてください

期限は切りません。ただ、「いつ頃までにお返事いただけそうですか」とだけ、うかがいます。

そして、その日のうちに、お話しした条件をLINEで文字にして送ります。
口頭で聞いた金額は、次の日には曖昧になるからです。比べて考えていただくには、手元に文字が要ります。

「その場で決めてもらわないと、逃げられるのでは」と思われるかもしれません。
うちは逆に考えています。

持ち帰って決めた方のほうが、長く続く。

これは考え方であって、まだ数字でお見せできるほどの実績はありません。それでも、急がせて決めていただくやり方は、取らないことにしています。

現在の状態

阿部弘康

阿部 弘康

株式会社CALM TOKYO 代表取締役|恵比寿でまつげパーマ・眉毛サロンを運営
サロン集客ヘルパー(個人事業)|美容サロン専門のコンサルタント

恵比寿でまつ毛・眉毛サロンを運営しています。この記事に書いたのは、すべて自店で実際に決めて、使っている型です。
費用は丸めています。出典が言えない数字は書いていません。

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