CATEGORY 01集客

Googleビジネスプロフィールから来た531回のうち、
442回は「道」を見に来ていた

地図アプリで店舗へのルートが表示されている画面のイラスト
先に結論

Googleのプロフィールから来る反応を、半年ぶん数えました。531回のうち442回、8割以上がルート検索でした。

ウェブサイトのクリックは67回、電話は22回、予約は0件です。

予約が0なのは、うちがGoogleの予約ボタンを使わず、ホットペッパーに送っているからです。

Googleのプロフィールは、予約を取る場所ではなく、すでに店を知っている人が場所を確かめる場所でした。

相談者
相談者Googleビジネスプロフィールは登録しているんですけど、そこから予約が来ている気がしないんです。やる意味あるんでしょうか。
阿部
阿部うちも予約は0件です。ただ、0だから意味がない、というのとは違いました。半年ぶん数えたら、押されている場所がはっきり分かれていました。数字をそのまま出します。

この記事の内容

  1. 半年ぶん、数えました
  2. 8割以上が「ルート」だった
  3. 「予約0件」は、設定していないからです
  4. うちがホットペッパーに送っている理由
  5. 検索の6割は「店の名前」だった
  6. Googleの中に、どこまで情報を置いているか
  7. 投稿は、毎日自動で出しています
  8. Googleに断られた話
  9. これから測ること

1. 半年ぶん、数えました

Googleビジネスプロフィールの管理画面に「パフォーマンス」という項目があります。ここに、お客様がプロフィールの上で何をしたかが出ます。

2026年4月から9月までの半年ぶん(9月は月の途中)を出しました。

お客様がしたこと回数割合
ルートのリクエスト44283%
ウェブサイトのクリック6713%
通話224%
予約00%
合計531 

図表①:顧客による操作の内訳

月ごとに見るとこうなります。

月合計ルートサイト通話
4月7659134
5月918074
6月8977120
7月9373137
8月138117174
9月(途中)443653

8月が突出しています。どの月も、ルートが7〜8割を占める形は変わりません。

2. 8割以上が「ルート」だった

数える前は、ウェブサイトのクリックがもっと多いと思っていました。プロフィールを見て、気になって、サイトを見にいく。そういう流れを想像していたからです。

実際は違いました。ほとんどが「道を調べる」動きです。

プロフィールを見た人の内訳も見てみました。

どこで見られたか人数割合
Googleマップ(スマホ)2,04550%
Google検索(パソコン)87622%
Google検索(スマホ)63216%
Googleマップ(パソコン)51613%

図表②:どこで見られているか

半分がスマホのマップです。

スマホでマップを開いて、店を探して、ルートを押す。これは「これから向かう人」か「近くまで来ている人」の動きです。店を探している段階の人ではありません。

3.「予約0件」は、設定していないからです

ここは誤解されたくないので、先に書きます。

Googleには「予約ボタン」の仕組みがあります。プロフィールの上のほうに予約ボタンが出て、Googleの画面の中で予約が完結するものです。

うちは、これを入れていません。

入れていないので、Googleの画面の中で予約が発生しません。だから0件です。当たり前の0です。

「Googleビジネスプロフィールからは予約が来ない」という話ではありません。うちが、来る形にしていないだけです。

4. うちがホットペッパーに送っている理由

では、どこに送っているのか。実際の設定はこうなっています。

設定できる欄うちが入れているもの
ウェブサイトホットペッパービューティーのサロンページ
メニューホットペッパービューティーのクーポンページ
オンライン予約リンク①楽天ビューティ
オンライン予約リンク②ミニモ
予約ボタン未導入
SNSInstagram

図表③:どこに何を入れているか

自社サイトは、1か所も入れていません。予約機能がないからです。自社サイトに送ると、そこからもう一度どこかへ飛ばすことになります。1クリック増えるぶん、途中で離脱します。

Googleの予約ボタンを入れていない理由は、2つあります。

① ホットペッパーに送ったほうが、新規につながると考えている

Googleの画面の中で予約が完結するのは、一見よさそうに見えます。

ただ、初めての店を予約する人は、クーポンを見て、口コミを読んで、写真を見てから決めます。それが全部揃っている場所に送ったほうが、決まると考えました。

② Googleの予約ボタンを出せる予約システムを、入れていない

これは判断ではなく、制約です。

Googleの予約ボタンは、対応した予約システムと繋がっていないと出せません。うちが使っている予約の入口では、いまの形だと付けられません。

「やらない」と「できない」は別の話です。うちは両方でした。

同じ状況のサロンは多いはずです。まず確かめてほしいのは、自分の店が「やっていないだけ」なのか、「そもそも付けられない」のか。ここを分けないと、対策の置き場所を間違えます。

5. 検索の6割は「店の名前」だった

もうひとつ、管理画面には「ユーザーがビジネスを見つけた検索」という項目があります。どんな言葉で検索した人が、うちのプロフィールにたどり着いたかが出ます。

上位に出たのは、この7つの言葉です。

検索された言葉回数
calm489
恵比寿 まつ毛パーマ82
(店の住所そのもの)82
恵比寿 マツエク46
まつげパーマ44
まつ毛パーマ27
眉毛サロン16

図表④:検索された言葉

1位の「calm」は489回。2位(82回)の6倍近くあります。

これは店の名前です。すでに店を知っている人が、名前で検索しています。3位の「住所そのもので検索」82回も同じです。住所を知っている人の動きです。上位2つを合わせると、他のどの言葉よりも多くなります。

つまり、Googleビジネスプロフィールは、新しいお客様を連れてくる入口としては働いていませんでした。知っている人が場所を確かめる受け皿として働いていた。

2章のルート83%と、きれいに合います。名前で調べて、道を見て、来る。これがうちのプロフィールで起きていることです。

※ 他店の名前で検索して、うちにたどり着いている人もいました。店名は出しません

6. Googleの中に、どこまで情報を置いているか

入口として働いていないなら、手を抜いてもいいのか。そうは考えていません。

見つけたあとに離脱させないために、置ける情報は置いています。

項目いま
説明文747文字(上限750文字)
サービス60件(全件に価格と説明文)
商品25件
写真・動画107点
口コミ★4.9/47件
口コミの返信率100%(未返信0件)

図表⑤:Googleに置いている情報

説明文は上限750文字に対して747文字。ほぼ使い切っています。サービスは60件すべてに価格と説明文を入れてあります。

返信率100%は、続けているから言える数字です。溜めると追いつかなくなるので、来たら返す、にしています。

足りていないところも書いておきます。外観の写真が1枚もありません。うちはビルの5階で、外から店が見えないためです。ただ、初めて来る人にとっては「この建物で合っているか」の手がかりになるはずなので、ここは埋めるべきところです。

7. 投稿は、毎日自動で出しています

Googleビジネスプロフィールには「最新情報」という投稿の枠があります。うちは、ここに毎日自動で投稿を出しています。

曜日ごとに、出す内容を決めてあります。たとえば週末の2日はこうです。

曜日テーマ
土週末来店促進・セット訴求
日来週予約促進・セット訴求

図表⑥:曜日別の投稿テーマ/週末の2日の例

毎日手で投稿するのは、続きません。続かないものは、仕組みにするしかない、という判断です。

仕組みの中身は、この記事では書きません。同じやり方を他の店がそのまま真似できる形ではないからです。ここは「毎日出ている」という事実までにします。

8. Googleに断られた話

この仕組みは、最初はサービスとして売るつもりで作りました。

そのためには、Googleが用意している正規の入口(Google Business Profile API)を使う必要があります。申請しました。

2026年6月15日、却下の連絡が来ました。

内容は2つです。

理由の詳細は書かれていませんでした。再申請の道は残っています。

Googleの判断について、どうこう言うつもりはありません。基準があって、こちらが通らなかった。それだけです。

ただ、この時点で「Googleの許可が要る商品は作れない」ことがはっきりしました。

そこで作り直したのが、許可が要らない形です。お客様が3つ選ぶと口コミの文章ができて、お客様自身がGoogleに貼る。店側もサービス側も、Googleの中に自動で書き込みません。だからGoogleの許可は要りません。

断られたから、設計を変えた。順番はそういう順番でした。

口コミAIの仕組みは、別の記事に書きました(→ うちの受付台に置いてあるもの)。

9. これから測ること

まとめ

「Googleビジネスプロフィールから予約が来ない」と言う前に、自分の店が何回押されていて、どこを押されているかを見てください。管理画面に全部出ています。

阿部弘康

阿部 弘康

株式会社CALM TOKYO 代表取締役|恵比寿でまつげパーマ・眉毛サロンを運営
サロン集客ヘルパー(個人事業)|美容サロン専門のコンサルタント

恵比寿でまつ毛・眉毛サロンを運営しています。この記事の数字は、すべて自店のGoogleビジネスプロフィール管理画面のものです。
出典が言えない数字は書いていません。

この記事で使っている仕組み

口コミAI

お客様が3つ選ぶだけで、Googleの口コミの文章ができます。選択肢は店ごとに変えられます。投稿するのは、文章を読んだお客様自身です。

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