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美容室・サロンの次回予約は、お会計のときに出す。
声をかけるのは全員、取れなくてもよいと決めた

お会計のカウンターに置かれた次回予約のご案内の紙のイラスト
先に結論

次回予約を、スタッフ1人ひとりのがんばりに任せるのを、やめました。

店として、3つ決めました。ご案内の紙を出すのは、お会計のとき。おすすめするのは、セットのメニュー。声をかけるのは、全員。

そして、取れなくてもよい、と決めました。

決めたのは「取ること」ではなく、「声をかけること」です。

この記事の内容

  1. 次回予約が、人まかせになっていた
  2. 店として決めた、3つのこと
  3. 「施術のすぐあと」のつもりが、「お会計のとき」に変わった
  4. おすすめするのは、セットのメニュー
  5. 取れなくてもよい。決めたのは、声をかけること
  6. 次回予約が入ると、空き時間と単価が一緒に動く

この記事は、会議の進め方を書いた記事の続きです(→ 会議の進め方は、最初の5分で決まる。「終了条件」を先に決めて、60分で担当と期限まで決める)。その会議で実際に決めたことを、1つ取り上げます。

1. 次回予約が、人まかせになっていた

次回予約を取りましょう

これは、ずっと言っていました。でも、決めていたのは、そこまででした。

いつ言うのか。何を見せるのか。どのお客様に言うのか。
何も決めていなかったので、やり方は、1人ひとりに任されていました。

任されると、声をかけやすいお客様にだけ、かけることになります。
初めての方、割引で来られた方には、かけにくい。それは、スタッフの性格の話ではありません。店として決めていなかった、という話です。

戻られていないお客様のリストを見ても、同じことが分かりました(→ 失客リストは、担当ごとに1枚で渡す。連絡のチェック欄は入れず、見るのは次回予約の有無だけ)。
どこから来られた方かで、戻り方に大きな差はありませんでした。差があったのは、お帰りのときに、次が決まっていたかどうかでした。

2. 店として決めた、3つのこと

会議で、3つ決めました。

いつご案内の紙を出すのは、お会計のとき
何をおすすめするのは、セットのメニュー
誰に全員に。どこから来られた方にも

図表①:次回予約で、店として決めたこと

3つとも、当たり前に見えます。
でも、決める前は、3つとも「人による」でした。

当たり前のことを、店の決まりとして紙に書く。やったのは、それだけです。

3. 「施術のすぐあと」のつもりが、「お会計のとき」に変わった

ご案内を出すタイミングは、最初、こちらの案では「施術のすぐあと」でした。

仕上がりを見て、いちばん気持ちが上がっているとき。そこでご案内するのがいい、と考えていました。

会議で、変わりました。「お会計のとき」です。

現場の流れでは、施術のすぐあとは、仕上がりの確認とお手入れの説明があります。そこに次回の話を重ねると、どちらも中途半端になります。
お会計のときなら、お客様もお財布と予定を見ています。次の日にちを決める話が、自然に入ります。

机の上で考えた案より、毎日お客様を見ているスタッフの感覚のほうが、合っていました。

声をかけるのは、施術のあと、お会計、お見送りの3回です。
そのうち、紙を出すのはお会計の1回、と決めました。

4. おすすめするのは、セットのメニュー

ご案内の紙には、次回のおすすめを書いています。
軸にしているのは、セットのメニューです。

理由は、お客様にとっても、お店にとっても、いいからです。

1
お客様別々の日に来るより、1回で済みます
2
お店1回のご来店で、施術の時間がまとまります

うちは、まつげと眉の両方をやっています。
紙の表記も、片方だけの書き方から、どちらのお客様にも当てはまる書き方に直しました。片方のメニューだけが書いてあると、もう片方のお客様には、自分のことだと伝わらないからです。

来ていただく間隔の目安は、4〜6週。これも、紙に書いてあります。

5. 取れなくてもよい。決めたのは、声をかけること

ここが、いちばん大事なところです。

次回予約は、取れなくてもよい。そう決めました。

「全員に声をかける」と決めると、かならず出てくる心配があります。
「割引で来られた方は、どうせ取れません」。

それでいい、と答えました。

取れるかどうかは、お客様が決めることです。こちらが決められるのは、声をかけたかどうかだけです。

件数を目標にすると、取れなかった日は「できなかった日」になります。
声かけを決まりにすると、取れなくても、声をかけていれば「できた日」です。

そして、毎回かけていると、慣れます。
慣れると、言い方が自然になります。自然になると、取れる数は、あとからついてきます。

6. 次回予約が入ると、空き時間と単価が一緒に動く

次回予約を、ここまで大事にしているのには、理由があります。

次回予約は、ほかの数字を一緒に動かすからです。

次回予約が入る

 → 先の予約枠が、先に埋まる

 → 空き時間が減る

 → 2回目以降の方が増えて、単価も上がる

空き時間を減らそう、単価を上げよう、と別々に言うと、やることが3つになります。
次回予約なら、やることは1つです。

スタッフにお願いすることを、1つに絞れる。
それが、次回予約をいちばん先に決めた理由です。

現在の状態

阿部弘康

阿部 弘康

株式会社CALM TOKYO 代表取締役|恵比寿でまつげパーマ・眉毛サロンを運営
サロン集客ヘルパー(個人事業)|美容サロン専門のコンサルタント

恵比寿でまつ毛・眉毛サロンを運営しています。この記事に書いたのは、すべて自店で実際に決めて、使っている型です。
費用は丸めています。出典が言えない数字は書いていません。

この記事で使っている道具

面談シート

スタッフ面談で使う面談シートを、準備しています。