次回予約を、スタッフ1人ひとりのがんばりに任せるのを、やめました。
店として、3つ決めました。ご案内の紙を出すのは、お会計のとき。おすすめするのは、セットのメニュー。声をかけるのは、全員。
そして、取れなくてもよい、と決めました。
決めたのは「取ること」ではなく、「声をかけること」です。
この記事の内容
この記事は、会議の進め方を書いた記事の続きです(→ 会議の進め方は、最初の5分で決まる。「終了条件」を先に決めて、60分で担当と期限まで決める)。その会議で実際に決めたことを、1つ取り上げます。
次回予約を取りましょう
これは、ずっと言っていました。でも、決めていたのは、そこまででした。
いつ言うのか。何を見せるのか。どのお客様に言うのか。
何も決めていなかったので、やり方は、1人ひとりに任されていました。
任されると、声をかけやすいお客様にだけ、かけることになります。
初めての方、割引で来られた方には、かけにくい。それは、スタッフの性格の話ではありません。店として決めていなかった、という話です。
戻られていないお客様のリストを見ても、同じことが分かりました(→ 失客リストは、担当ごとに1枚で渡す。連絡のチェック欄は入れず、見るのは次回予約の有無だけ)。
どこから来られた方かで、戻り方に大きな差はありませんでした。差があったのは、お帰りのときに、次が決まっていたかどうかでした。
会議で、3つ決めました。
| いつ | ご案内の紙を出すのは、お会計のとき |
| 何を | おすすめするのは、セットのメニュー |
| 誰に | 全員に。どこから来られた方にも |
図表①:次回予約で、店として決めたこと
3つとも、当たり前に見えます。
でも、決める前は、3つとも「人による」でした。
当たり前のことを、店の決まりとして紙に書く。やったのは、それだけです。
ご案内を出すタイミングは、最初、こちらの案では「施術のすぐあと」でした。
仕上がりを見て、いちばん気持ちが上がっているとき。そこでご案内するのがいい、と考えていました。
会議で、変わりました。「お会計のとき」です。
現場の流れでは、施術のすぐあとは、仕上がりの確認とお手入れの説明があります。そこに次回の話を重ねると、どちらも中途半端になります。
お会計のときなら、お客様もお財布と予定を見ています。次の日にちを決める話が、自然に入ります。
机の上で考えた案より、毎日お客様を見ているスタッフの感覚のほうが、合っていました。
声をかけるのは、施術のあと、お会計、お見送りの3回です。
そのうち、紙を出すのはお会計の1回、と決めました。
ご案内の紙には、次回のおすすめを書いています。
軸にしているのは、セットのメニューです。
理由は、お客様にとっても、お店にとっても、いいからです。
うちは、まつげと眉の両方をやっています。
紙の表記も、片方だけの書き方から、どちらのお客様にも当てはまる書き方に直しました。片方のメニューだけが書いてあると、もう片方のお客様には、自分のことだと伝わらないからです。
来ていただく間隔の目安は、4〜6週。これも、紙に書いてあります。
ここが、いちばん大事なところです。
次回予約は、取れなくてもよい。そう決めました。
「全員に声をかける」と決めると、かならず出てくる心配があります。
「割引で来られた方は、どうせ取れません」。
それでいい、と答えました。
取れるかどうかは、お客様が決めることです。こちらが決められるのは、声をかけたかどうかだけです。
件数を目標にすると、取れなかった日は「できなかった日」になります。
声かけを決まりにすると、取れなくても、声をかけていれば「できた日」です。
そして、毎回かけていると、慣れます。
慣れると、言い方が自然になります。自然になると、取れる数は、あとからついてきます。
次回予約を、ここまで大事にしているのには、理由があります。
次回予約は、ほかの数字を一緒に動かすからです。
次回予約が入る
→ 先の予約枠が、先に埋まる
→ 空き時間が減る
→ 2回目以降の方が増えて、単価も上がる
空き時間を減らそう、単価を上げよう、と別々に言うと、やることが3つになります。
次回予約なら、やることは1つです。
スタッフにお願いすることを、1つに絞れる。
それが、次回予約をいちばん先に決めた理由です。
この記事で使っている道具
面談シートスタッフ面談で使う面談シートを、準備しています。