CATEGORY 03育成

会議の進め方は、最初の5分で決まる。
「終了条件」を先に決めて、60分で担当と期限まで決める

会議で使う資料と時計を並べたイラスト
先に結論

うちの会議は、3か月に1回、60分です。

最初の5分で、「この会議が終わったとき、何が決まっていればいいか」を決めます。これを、終了条件と呼んでいます。

最後は、「誰が・いつまでに・何を」の表にして終わります。

少人数のお店でも、会議は型で回したほうが、決まります。うちの60分を、そのまま書きます。

この記事の内容

  1. 話して終わる会議を、やめた
  2. 準備が8割。前の日までにやること
  3. 最初の5分で、終了条件を決める
  4. 60分の時間割
  5. 決めたことは、「誰が・いつまでに・何を」の表にする
  6. 資料から変わったことを、書き残す
  7. 次の会議の時期を、その場で決める

1. 話して終わる会議を、やめた

少人数のお店の会議は、雑談と区別がつきにくくなります。

毎日顔を合わせているので、あらたまって話すことがない。
集まって、数字を見て、「頑張りましょう」で終わる。次の日から、何も変わりません。

私は、会議をこう考えています。

決めることが、会議です。

決まらなかったら、それは会議ではなく、報告です。報告なら、文面で足ります(→ スタッフ育成は、毎月のLINE1通から。褒め8割・提案2割で、提案は1つだけにしている)。

集まるのは、その場でしか決められないことを、決めるためです。

2. 準備が8割。前の日までにやること

会議の出来は、始まる前にほとんど決まっています。
私の感覚では、準備が8割から9割です。

前の日までにやるのは、次の4つです。

1
数字を集計して、検算する合わない数字を会議に持ち込むと、それだけで時間が終わります。
2
落ちている項目を、先に見つけておく
3
今回決めたいことを、資料の最初のページに書く
4
こちらからの提案を、かならず用意する

4つ目が大事です。
「どうしたらいいと思う?」と聞くだけの会議は、進みません。たたき台を持っていって、それを一緒に直すほうが、ずっと早く決まります。

3. 最初の5分で、終了条件を決める

会議の最初に、これを言います。

今日は、次の会議までの3か月で
誰が・いつまでに・何をやるかが決まったら、終わりです。

これが、終了条件です。

先に言っておくと、話が横にそれたときに、戻れます。
「その話は、今日決めることに関係ありますか」と聞けるからです。

終了条件がないと、会議は時間が来たから終わることになります。
あると、決まったから終わることができます。同じ60分でも、残るものが違います。

4. 60分の時間割

60分は、こう使います。

時間やること
0〜5分終了条件を決める
5〜15分お店の数字を見る(伸びたところを1つ、落ちたところを1つ)
15〜35分1人ずつ。よかった点 → 課題
35〜50分次の3か月の目標と、やることを決める
50〜60分担当と期限を読み上げて、終了条件に戻る

図表①:60分の時間割

気をつけているのは、2つです。

1
数字を見る時間を、長くしない数字は、毎月の文面で、もう見ています。会議で初めて見る数字を、できるだけ作りません。会議の時間は、数字を見るためではなく、決めるために使います。
2
時間で切る60分で終わります。決まらなかったことは、「決まらなかった」と書いて、次に回します。延びる会議は、次から、集まるのが億劫になります。

5. 決めたことは、「誰が・いつまでに・何を」の表にする

会議の最後に残すのは、この表です。

誰が何をいつまでに
スタッフお会計のときに、次回予約のご案内を出す次の出勤日から、毎回
お店ご案内の紙の表記を直す今週中
オーナー戻られていないお客様のリストを出して、共有する毎月

図表②:会議の最後に残す表(形だけ。中身は例です)

3つの列が、全部うまっていること。これが条件です。

「誰が」が空いていると、誰もやりません。
「いつまでに」が空いていると、いつまでもやりません。

そして、オーナーの行も、かならず入れます。
スタッフの行だけが並んだ表は、「やらされること」の一覧になります。お店の側も、同じ表の中で約束します。

6. 資料から変わったことを、書き残す

会議には、こちらで案を作った資料を持っていきます。
でも、話してみると、案のとおりにはなりません。

たとえば、次回予約のご案内を出すタイミング。
資料では「施術のすぐあと」にしていました。会議で、「お会計のとき」に変わりました。現場の流れを知っているスタッフの意見です。

こういう変更を、議事録の最後に「資料から変わったこと」として書き残します。

書き残す理由は、2つです。

1
次の資料を作るとき、古い案に戻ってしまわないため
2
スタッフの意見で変わったことが、記録に残るため

自分の言ったことで、決まりが変わった。それが紙に残っていると、次の会議でも、意見が出ます。

7. 次の会議の時期を、その場で決める

最後に、次の会議の時期を決めます。

うちは、およそ3か月後です。
毎月だと、やることを変えた結果が、まだ数字に出ていません。半年あくと、決めたことを忘れます。

「会議が変われば、売上が上がる」。これは、私がずっと言ってきたことです。
変えるのは、長さでも回数でもありません。最初に終了条件を決めることと、最後に表を残すこと。この2つです。

現在の状態

阿部弘康

阿部 弘康

株式会社CALM TOKYO 代表取締役|恵比寿でまつげパーマ・眉毛サロンを運営
サロン集客ヘルパー(個人事業)|美容サロン専門のコンサルタント

恵比寿でまつ毛・眉毛サロンを運営しています。この記事に書いたのは、すべて自店で実際に決めて、使っている型です。
費用は丸めています。出典が言えない数字は書いていません。

この記事で使っている道具

面談シート

スタッフ面談で使う面談シートを、準備しています。