CATEGORY 03育成

スタッフ面談は、先に実績を認めてから。
課題は2つに絞り、本人がやることも2つだけにした

スタッフ面談で使う資料とノートを並べたイラスト
先に結論

スタッフとの面談は、3か月に1回ほどです。

順番を決めています。先に、実績を数字で認める。課題は、2つに絞る。本人がやることも、2つだけ。

集計や分析は、お店の側の仕事として分けて書きます。

面談を「できていないことを並べる場」にしないための、うちの進め方です。

この記事の内容

  1. 面談が、反省会になってしまう
  2. 最初に、実績を数字で認める
  3. 課題は、2つに絞る
  4. 差の話は、「やることの違い」として話す
  5. 本人がやることは、2つだけ。お店がやることを、分けて書く
  6. これから面談で見ていく、4つの数字
  7. 次の面談までの目標を決めて、終わる

この記事は、目標の立て方を書いた記事の続きです(→ 売上目標の立て方は、技術と店販を分けるところから。スタッフに渡すのは、3段のうち最初の1段だけ)。立てた目標を、面談でどう話しているかを書きます。

1. 面談が、反省会になってしまう

面談の前に、数字をまとめます。
まとめると、できていないところが、いくつも見つかります。

それを全部持っていくと、面談は反省会になります。
1時間かけて、できていないことを順番に確認する。終わったとき、本人の手元に残るのは、「たくさん言われた」という記憶だけです。

うちは、面談の前に、話す順番と、話す数を決めてから臨みます。

2. 最初に、実績を数字で認める

面談は、よかったところから始めます。

ここでも、言い方は数字です。

言わない

最近、よくやってくれているね。

言う

先月の客数は、目標を超えました。

先に認めるのは、機嫌をとるためではありません。
数字を見ている、と伝えるためです。

いい数字を見てくれている相手の話なら、課題の話も聞けます。
逆の順番だと、最後に褒めても、「とってつけた」ように聞こえます。

3. 課題は、2つに絞る

数字を見れば、気になるところは、5つも6つも出てきます。
面談に持っていくのは、2つまでです。

絞るときの考え方は、1つです。

「これが動けば、ほかも一緒に動く」ものを選ぶ。

うちの場合、それは次回予約でした。
次回予約が入ると、予約枠が先に埋まります。空き時間が減ります。2回目以降のお客様が増えるので、単価も動きます。

課題を並べる代わりに、「課題は、客数でも、出勤の日数でもありません。この2つです」と、先に言い切ります。

言い切ると、本人の肩の力が抜けます。
全部を直さなくていい、と分かるからです。

4. 差の話は、「やることの違い」として話す

面談では、ほかのスタッフとの数字の差に、触れることがあります。

そのとき、言い方を決めています。

言わない言う
差がついています違いは、お帰りのときのひと言だけです

差を「力の差」として話すと、言われた側は、どうしようもありません。
「やっていることの違い」として話すと、明日からまねできます。

差は、責める材料ではなく、伸びしろの場所を示す材料として使います。

5. 本人がやることは、2つだけ。お店がやることを、分けて書く

面談の終わりに、やることを書き出します。
このとき、誰の仕事かを分けて書きます。

誰がやること
本人お客様の前でやること。2つだけ
お店(オーナー・責任者)数字の集計、リストの出力と分析、結果の共有

図表①:面談の終わりに書く、やることの分け方

「本人」の欄は、2つまでです。
それ以外は、どれだけ大事に見えても、書きません。

そして、数える・調べる・まとめる作業は、全部「お店」の欄に入れます。

スタッフにお願いするのは、お客様の前でしかできないことだけ。
この線を引いておくと、面談のあとに「やることが増えた」と感じさせずに済みます。

6. これから面談で見ていく、4つの数字

ここからは、いま整えている途中の話です。

面談で見る数字を、4つにそろえようとしています。

数字分かること
再来来られた方が、もう一度来てくださったか
来店周期何日おきに来てくださっているか
指名そのスタッフを選んで来てくださる方が、どれだけいるか
次回予約お帰りの前に、次の日が決まっているか

図表②:面談で見ていく、4つの数字

売上は、この4つの結果です。
売上だけを見ていると、「上がった」「下がった」しか言えません。4つに分けると、どこが動いたのかが言えます。

正直に書くと、うちは、この4つをまだ毎月そろえて見られてはいません。
そろっている数字から、面談に持っていっています。

4つがそろうと、「いまのやり方を続けたら、1年後はこのくらい」という線が引けます。
面談で、その線を一緒に見られるようにするのが、次に目指しているところです。

「このままの1年後」の出し方は、数字の記事に書きました(→ 売上予測は「このままの1年後」から。成長率はかけず、体制が変わった月より前の数字は使わない)。

7. 次の面談までの目標を決めて、終わる

面談は、次の目標を決めて終わります。

決めるのは、次の面談までの目標です。うちは、3か月後です。

1年後の話は、遠すぎます。来月の話は、近すぎて、1回の波で上下します。
3か月あれば、やることを変えた結果が、数字に出てきます。

目標と一緒に、次の面談の時期も、その場で決めます。
「また今度」にすると、次は来ません。

現在の状態

阿部弘康

阿部 弘康

株式会社CALM TOKYO 代表取締役|恵比寿でまつげパーマ・眉毛サロンを運営
サロン集客ヘルパー(個人事業)|美容サロン専門のコンサルタント

恵比寿でまつ毛・眉毛サロンを運営しています。この記事に書いたのは、すべて自店で実際に決めて、使っている型です。
費用は丸めています。出典が言えない数字は書いていません。

この記事で使っている道具

面談シート

スタッフ面談で使う面談シートを、準備しています。