スタッフとの面談は、3か月に1回ほどです。
順番を決めています。先に、実績を数字で認める。課題は、2つに絞る。本人がやることも、2つだけ。
集計や分析は、お店の側の仕事として分けて書きます。
面談を「できていないことを並べる場」にしないための、うちの進め方です。
この記事の内容
この記事は、目標の立て方を書いた記事の続きです(→ 売上目標の立て方は、技術と店販を分けるところから。スタッフに渡すのは、3段のうち最初の1段だけ)。立てた目標を、面談でどう話しているかを書きます。
面談の前に、数字をまとめます。
まとめると、できていないところが、いくつも見つかります。
それを全部持っていくと、面談は反省会になります。
1時間かけて、できていないことを順番に確認する。終わったとき、本人の手元に残るのは、「たくさん言われた」という記憶だけです。
うちは、面談の前に、話す順番と、話す数を決めてから臨みます。
面談は、よかったところから始めます。
ここでも、言い方は数字です。
言わない
最近、よくやってくれているね。
言う
先月の客数は、目標を超えました。
先に認めるのは、機嫌をとるためではありません。
数字を見ている、と伝えるためです。
いい数字を見てくれている相手の話なら、課題の話も聞けます。
逆の順番だと、最後に褒めても、「とってつけた」ように聞こえます。
数字を見れば、気になるところは、5つも6つも出てきます。
面談に持っていくのは、2つまでです。
絞るときの考え方は、1つです。
「これが動けば、ほかも一緒に動く」ものを選ぶ。
うちの場合、それは次回予約でした。
次回予約が入ると、予約枠が先に埋まります。空き時間が減ります。2回目以降のお客様が増えるので、単価も動きます。
課題を並べる代わりに、「課題は、客数でも、出勤の日数でもありません。この2つです」と、先に言い切ります。
言い切ると、本人の肩の力が抜けます。
全部を直さなくていい、と分かるからです。
面談では、ほかのスタッフとの数字の差に、触れることがあります。
そのとき、言い方を決めています。
| 言わない | 言う |
|---|---|
| 差がついています | 違いは、お帰りのときのひと言だけです |
差を「力の差」として話すと、言われた側は、どうしようもありません。
「やっていることの違い」として話すと、明日からまねできます。
差は、責める材料ではなく、伸びしろの場所を示す材料として使います。
面談の終わりに、やることを書き出します。
このとき、誰の仕事かを分けて書きます。
| 誰が | やること |
|---|---|
| 本人 | お客様の前でやること。2つだけ |
| お店(オーナー・責任者) | 数字の集計、リストの出力と分析、結果の共有 |
図表①:面談の終わりに書く、やることの分け方
「本人」の欄は、2つまでです。
それ以外は、どれだけ大事に見えても、書きません。
そして、数える・調べる・まとめる作業は、全部「お店」の欄に入れます。
スタッフにお願いするのは、お客様の前でしかできないことだけ。
この線を引いておくと、面談のあとに「やることが増えた」と感じさせずに済みます。
ここからは、いま整えている途中の話です。
面談で見る数字を、4つにそろえようとしています。
| 数字 | 分かること |
|---|---|
| 再来 | 来られた方が、もう一度来てくださったか |
| 来店周期 | 何日おきに来てくださっているか |
| 指名 | そのスタッフを選んで来てくださる方が、どれだけいるか |
| 次回予約 | お帰りの前に、次の日が決まっているか |
図表②:面談で見ていく、4つの数字
売上は、この4つの結果です。
売上だけを見ていると、「上がった」「下がった」しか言えません。4つに分けると、どこが動いたのかが言えます。
正直に書くと、うちは、この4つをまだ毎月そろえて見られてはいません。
そろっている数字から、面談に持っていっています。
4つがそろうと、「いまのやり方を続けたら、1年後はこのくらい」という線が引けます。
面談で、その線を一緒に見られるようにするのが、次に目指しているところです。
「このままの1年後」の出し方は、数字の記事に書きました(→ 売上予測は「このままの1年後」から。成長率はかけず、体制が変わった月より前の数字は使わない)。
面談は、次の目標を決めて終わります。
決めるのは、次の面談までの目標です。うちは、3か月後です。
1年後の話は、遠すぎます。来月の話は、近すぎて、1回の波で上下します。
3か月あれば、やることを変えた結果が、数字に出てきます。
目標と一緒に、次の面談の時期も、その場で決めます。
「また今度」にすると、次は来ません。
この記事で使っている道具
面談シートスタッフ面談で使う面談シートを、準備しています。