CATEGORY 04数字

来店周期は、POSに出ていなくても計算できる。
うちは約6週。60日の店と比べると、年に2回多く会える

来店の間隔をあらわしたカレンダーのイラスト
先に結論

来店周期は、お客様が何日おきに来てくださっているかです。

POSの画面に出ていなくても、実客数・延べ来店数・新規の数・月数の4つがあれば、割り算2回で出せます。

うちは約43日(約6週)でした。

周期が短いほど、お客様1人が1年に来てくださる回数が増えます。43日なら年に約8.5回。60日なら約6.1回。同じ1人でも、年に2回以上の差になります。

この記事の内容

  1. 来店周期は、売上の土台の数字
  2. 4つの数字で、計算できる
  3. うちは、約43日だった
  4. 周期が変わると、1年に会える回数が変わる
  5. 周期を縮めるのは、次回予約
  6. 3か月ごとに出し直す

1. 来店周期は、売上の土台の数字

売上は、毎月の数字で見ます。
でも、その下には、通ってくださっているお客様が、何人いて、どのくらいの間隔で来てくださっているかがあります。

その「間隔」が、来店周期です。

1
周期が短い同じお客様に、1年に何度も会える
2
周期が長い同じ人数でも、1年に会える回数が少ない

お客様の人数が同じでも、周期が変われば、1年の売上は変わります。
来店周期は、売上の土台の数字です。

ほかの数字の計算にも使います。
リピート率を何か月で見るかも、来店周期から決めています(→ リピート率の計算は、何か月で見るかで数字が変わる。まつげ・眉毛のうちは、来店周期の1.5倍の「2か月」で見ている)。

2. 4つの数字で、計算できる

来店周期を、そのまま表示してくれるPOSもあります。
でも、出ていなくても、計算できます。使うのは、同じ期間の4つの数字です。

使う数字意味
実客数その期間に来られた方の人数(同じ方は1人と数える)
延べ来店数その期間の来店の回数(同じ方が3回来たら3回)
新規の数その期間に初めて来られた方の人数
月数何か月分の数字か

POSの「お客様の分析」のような画面に、たいてい並んでいます。

3か月分の数字:実客数 250人 / 延べ来店数 400回 / 新規 100人

手順計算例
①新規の方を除いた来店回数400 − 100 = 300回
②新規の方を除いた人数250 − 100 = 150人
③1人あたり、その期間に何回来られたか300 ÷ 150 = 2.0回
④期間の日数3か月 × 30.4日 = 約91日
⑤来店周期(④ ÷ ③)91 ÷ 2.0 = 約46日

図表①:来店周期の計算(説明のための例です)
※ 数字は計算の手順を見せるための例です
※ 30.4日は、1年365日を12か月で割った、1か月の平均の日数です

新規の方を除くのが、ポイントです。
初めて来られた方には、まだ「間隔」がありません。入れたままにすると、周期が実際より長く出ます。

3. うちは、約43日だった

うちの店の数字で、3か月分を計算しました。

約43日。週にすると、約6週です。

次回予約のご案内の紙には、「4〜6週」を目安として書いています(→ 美容室・サロンの次回予約は、お会計のときに出す。声をかけるのは全員、取れなくてもよいと決めた)。
計算で出た周期は、その目安の、いちばん長いほうの端でした。

ご案内している間隔と、実際に来てくださっている間隔。
この2つを並べて見られたのが、計算してよかったことです。

4. 周期が変わると、1年に会える回数が変わる

来店周期が分かると、お客様1人が、1年に何回来てくださるかが出ます。

1年の来店回数 = 365日 ÷ 来店周期

来店周期1年の来店回数43日との差
43日(うち)約8.5回—
60日約6.1回約2.4回少ない
90日約4.1回約4.4回少ない

図表②:来店周期と、1年に来てくださる回数
※ 60日・90日は、比べるための計算です。ほかのお店の数字ではありません

同じお客様1人でも、周期が43日か60日かで、1年に2回以上、会える回数が違います。

通ってくださるお客様が100人いれば、その差は1年で200回以上です。
新しいお客様を200人集めるのは、大変です。いまのお客様の周期を縮めるほうが、近いことがあります。

5. 周期を縮めるのは、次回予約

周期を縮める方法は、いくつかあります。
うちがいちばん大事にしているのは、次回予約です。

お帰りのときに次の日にちが決まっていれば、「そろそろ行こうかな」と思い出していただくのを、待たなくて済みます。
間隔が延びる前に、次が決まります。

次回予約は、取れなくてもよい、と決めています。決めたのは、全員に声をかけることです(くわしくは、3章でご紹介した記事に書きました)。

6. 3か月ごとに出し直す

来店周期は、毎月は出していません。3か月ごとです。

1か月分の数字だと、1人あたりの来店回数が少なすぎて、計算がぶれます。
3か月あれば、ある程度落ち着きます。

それに、周期はすぐには変わりません。
次回予約の声かけを始めても、それが周期に出てくるのは、何か月か先です。
毎月見て一喜一憂するより、3か月ごとに出し直して、流れを見る。うちは、そうしています。

現在の状態

阿部弘康

阿部 弘康

株式会社CALM TOKYO 代表取締役|恵比寿でまつげパーマ・眉毛サロンを運営
サロン集客ヘルパー(個人事業)|美容サロン専門のコンサルタント

恵比寿でまつ毛・眉毛サロンを運営しています。この記事の数字は、すべて自店のものです。計算を見せるための例には、その旨を書いています。
費用は丸めています。出典が言えない数字は書いていません。

この記事で使っている道具

シミュレーター

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