来店周期は、お客様が何日おきに来てくださっているかです。
POSの画面に出ていなくても、実客数・延べ来店数・新規の数・月数の4つがあれば、割り算2回で出せます。
うちは約43日(約6週)でした。
周期が短いほど、お客様1人が1年に来てくださる回数が増えます。43日なら年に約8.5回。60日なら約6.1回。同じ1人でも、年に2回以上の差になります。
売上は、毎月の数字で見ます。
でも、その下には、通ってくださっているお客様が、何人いて、どのくらいの間隔で来てくださっているかがあります。
その「間隔」が、来店周期です。
お客様の人数が同じでも、周期が変われば、1年の売上は変わります。
来店周期は、売上の土台の数字です。
ほかの数字の計算にも使います。
リピート率を何か月で見るかも、来店周期から決めています(→ リピート率の計算は、何か月で見るかで数字が変わる。まつげ・眉毛のうちは、来店周期の1.5倍の「2か月」で見ている)。
来店周期を、そのまま表示してくれるPOSもあります。
でも、出ていなくても、計算できます。使うのは、同じ期間の4つの数字です。
| 使う数字 | 意味 |
|---|---|
| 実客数 | その期間に来られた方の人数(同じ方は1人と数える) |
| 延べ来店数 | その期間の来店の回数(同じ方が3回来たら3回) |
| 新規の数 | その期間に初めて来られた方の人数 |
| 月数 | 何か月分の数字か |
POSの「お客様の分析」のような画面に、たいてい並んでいます。
3か月分の数字:実客数 250人 / 延べ来店数 400回 / 新規 100人
| 手順 | 計算 | 例 |
|---|---|---|
| ① | 新規の方を除いた来店回数 | 400 − 100 = 300回 |
| ② | 新規の方を除いた人数 | 250 − 100 = 150人 |
| ③ | 1人あたり、その期間に何回来られたか | 300 ÷ 150 = 2.0回 |
| ④ | 期間の日数 | 3か月 × 30.4日 = 約91日 |
| ⑤ | 来店周期(④ ÷ ③) | 91 ÷ 2.0 = 約46日 |
図表①:来店周期の計算(説明のための例です)
※ 数字は計算の手順を見せるための例です
※ 30.4日は、1年365日を12か月で割った、1か月の平均の日数です
新規の方を除くのが、ポイントです。
初めて来られた方には、まだ「間隔」がありません。入れたままにすると、周期が実際より長く出ます。
うちの店の数字で、3か月分を計算しました。
約43日。週にすると、約6週です。
次回予約のご案内の紙には、「4〜6週」を目安として書いています(→ 美容室・サロンの次回予約は、お会計のときに出す。声をかけるのは全員、取れなくてもよいと決めた)。
計算で出た周期は、その目安の、いちばん長いほうの端でした。
ご案内している間隔と、実際に来てくださっている間隔。
この2つを並べて見られたのが、計算してよかったことです。
来店周期が分かると、お客様1人が、1年に何回来てくださるかが出ます。
1年の来店回数 = 365日 ÷ 来店周期
| 来店周期 | 1年の来店回数 | 43日との差 |
|---|---|---|
| 43日(うち) | 約8.5回 | — |
| 60日 | 約6.1回 | 約2.4回少ない |
| 90日 | 約4.1回 | 約4.4回少ない |
図表②:来店周期と、1年に来てくださる回数
※ 60日・90日は、比べるための計算です。ほかのお店の数字ではありません
同じお客様1人でも、周期が43日か60日かで、1年に2回以上、会える回数が違います。
通ってくださるお客様が100人いれば、その差は1年で200回以上です。
新しいお客様を200人集めるのは、大変です。いまのお客様の周期を縮めるほうが、近いことがあります。
周期を縮める方法は、いくつかあります。
うちがいちばん大事にしているのは、次回予約です。
お帰りのときに次の日にちが決まっていれば、「そろそろ行こうかな」と思い出していただくのを、待たなくて済みます。
間隔が延びる前に、次が決まります。
次回予約は、取れなくてもよい、と決めています。決めたのは、全員に声をかけることです(くわしくは、3章でご紹介した記事に書きました)。
来店周期は、毎月は出していません。3か月ごとです。
1か月分の数字だと、1人あたりの来店回数が少なすぎて、計算がぶれます。
3か月あれば、ある程度落ち着きます。
それに、周期はすぐには変わりません。
次回予約の声かけを始めても、それが周期に出てくるのは、何か月か先です。
毎月見て一喜一憂するより、3か月ごとに出し直して、流れを見る。うちは、そうしています。
この記事で使っている道具
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