CATEGORY 04数字

リピート率の計算は、何か月で見るかで数字が変わる。
まつげ・眉毛のうちは、来店周期の1.5倍の「2か月」で見ている

リピート率を見る期間をあらわしたイラスト
先に結論

リピート率(うちでは「再来率」と呼んでいます)は、何か月以内に戻られたら「リピート」と数えるかで、同じ月でも数字が変わります。

期間を長くするほど、高く出ます。

うちは来店周期が約6週なので、その1.5倍の「2か月」で見ています。

そして、表のラベルにはかならず期間を書くことにしました。

この記事の内容

  1. 同じ月のリピート率に、「2か月」と「3か月」が書かれていた
  2. 期間が長いほど、リピート率は高く出る
  3. 来店周期の1.5倍にしている理由
  4. 来店周期から、見る期間を決める
  5. 1か月では見ない
  6. 「いつの数字か」も決めておく
  7. 期間は、表のラベルにかならず書く

1. 同じ月のリピート率に、「2か月」と「3か月」が書かれていた

8月の会議のあとで、気づいたことがあります。

5月に来られたお客様のリピート率。同じ数字なのに、
こちらが作った資料には「3か月以内」、会議の議事録には「2か月以内」と書かれていました。

どちらかが、まちがっていたわけではありません。
期間を決めないまま、「リピート率」と呼んでいたのです。

数字だけ見ると、同じに見えます。でも、期間が違えば、別の数字です。
これに気づいて、リピート率の期間を決めなおしました。

2. 期間が長いほど、リピート率は高く出る

リピート率は、こう出します。

リピート率 = その月に来られた方のうち、決めた期間内にもう一度来られた方 ÷ その月に来られた方

「決めた期間」が長いほど、戻る機会が多くなります。だから、期間が長いほど、数字は高く出ます。

1
1か月で見る少し遅れて来られた方が、全員「戻らなかった」に入る
2
6か月で見る半年に1回だけ来られる方も、「戻った」に入る

同じお店、同じお客様でも、期間の決め方で、数字はいくらでも変わります。
期間を決めずに比べると、比べたことになりません。

3. 来店周期の1.5倍にしている理由

では、何か月で見ればいいのか。
うちは、来店周期の1.5倍を目安にしています。

1
1倍ちょうど周期どおりに来られた方しか入らない。数日遅れた方が「戻らなかった」になる
2
2倍以上もう戻らない方まで、「まだ間に合う」に入ってしまう
3
1.5倍少し遅れた方は入れて、戻らない方は入れない

来店周期は、お客様が何日おきに来てくださっているかの平均です。うちは約43日、約6週でした(出し方は → 来店周期は、POSに出ていなくても計算できる。うちは約6週。60日の店と比べると、年に2回多く会える)。

43日の1.5倍は、約65日。だから、2か月です。

4. 来店周期から、見る期間を決める

来店周期1.5倍見る期間
30日45日2か月
43日(うち)約65日2か月
60日90日3か月
90日135日6か月

図表①:来店周期から、リピート率を見る期間を決める(例)
※ 30日・60日・90日は、計算を見せるための例です

選ぶ期間は、2か月・3か月・6か月の3つに絞っています。
細かく分けると、あとで別の月やほかのお店と比べられなくなるからです。1.5倍の日数にいちばん近いものを選びます。

まつげと眉毛は、周期が短いメニューです。
もし「3か月」で見ていたら、戻るのが遅くなっていた方まで「戻った」に入り、数字がよく見えすぎていたことになります。

5. 1か月では見ない

逆に、短すぎる期間もあります。

1か月では見ません。来店周期より短いからです。
1か月で見ると、それは「リピート率」ではなく、「早めに戻ってきてくださった方の割合」になります。数字の意味が変わってしまいます。

6. 「いつの数字か」も決めておく

期間のほかに、もう1つ決めたことがあります。
どの月の数字として書くかです。

リピートしたかどうかは、来店した月には分かりません。2か月たって、はじめて分かります。

そのため、表に書くとき、

A
来店した月の行に書く5月に来られた方の数字は、5月の行
B
分かった月の行に書く5月に来られた方の数字は、7月の行

の2通りができてしまいます。

うちの表にも、分かった月の行に書いてある数字が混ざっていました。
これだと、ほかの数字(客数・新規など)と、月がずれます。

来店した月の行に書く。これも、期間と一緒に決めました。

7. 期間は、表のラベルにかならず書く

いまは、表の見出しを、こう書いています。

前の書き方いまの書き方
リピート率リピート率(2か月)
新規リピート率新規リピート率(2か月)

図表②:表の見出しの書き方

たった数文字です。でも、これがあれば、1章のようなずれは起きません。
半年後に表を見返したときも、ほかの人が見たときも、何の数字かが、表だけで分かります。

リピート率は、サロンの数字の中でも、よく比べられる数字です。
比べる前に、期間を決めて、ラベルに書く。それだけで、比べられる数字になります。

現在の状態

阿部弘康

阿部 弘康

株式会社CALM TOKYO 代表取締役|恵比寿でまつげパーマ・眉毛サロンを運営
サロン集客ヘルパー(個人事業)|美容サロン専門のコンサルタント

恵比寿でまつ毛・眉毛サロンを運営しています。この記事の数字は、すべて自店のものです。計算を見せるための例には、その旨を書いています。
費用は丸めています。出典が言えない数字は書いていません。

この記事で使っている道具

シミュレーター

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