2026年6月12日、Meta(Instagram・Facebook)の広告アカウントが制限されました。
画面に出た理由は規約の文面が2行だけで、どの広告のどこが引っかかったかは書かれていません。
異議申し立ての「審査をリクエスト」は押せます。ただし入力欄が出ません。同じ結果画面に戻るだけです。
113日経って、まだ戻っていません。復旧を待つ間に何をしたかを書きます。
※日数は2026年10月3日時点のものです。
この記事の内容
2026年6月12日。管理画面に「広告アカウントが制限されました」と出ました。
理由として表示されたのは、この文面です。
あなたは、Metaのルールを回避する方法を探す行動に、個人または複数のアカウントの一員として加担しているようです。
分類としては、広告規定の「アカウントの信頼性」にあたるものだと理解しています。
ここで分かるのは、分類だけです。
どの広告か、いつの投稿か、どの操作が引っかかったのか。一切書かれていません。
同じ画面に「これによる影響」として、できなくなることが並びます。
| できなくなったこと |
|---|
| 広告を作成または配信すること |
| オーディエンスを利用または共有すること |
| (ほか、全6件) |
止まったのは広告アカウント1件だけでした。ビジネスマネージャーもFacebookページもInstagramも、普通に使えます。消えたのは「広告を出す口」です。
この記事で一番伝えたいのは、ここです。
確認の手順はこれだけです。
6月23日、一度だけ審査の結果が出ました。
あなたの広告アカウントの制限は解除されませんでした
審査完了 2026/06/23
問題はこの先です。それ以降、「審査をリクエスト」を押すたびに、この6月23日の画面に戻ります。
申し立ての文章を書く欄が出てきません。
こちらの言い分を入れる場所が、画面上にないのです。
9月1日に確認したときも、その後の確認日も、同じでした。
「異議申し立てができる」と「異議申し立ての窓口が開いている」は、別のことです。
ルール上は申し立てる手段がある。でも、押せるボタンの先に入力欄がない。この状態が、113日続いています。
※ うちの場合はこうだった、という話です。制限の理由や経過によって、申し立ての欄が出るケースもあると思います。ここで言えるのは、うちの画面では113日間ずっと出なかった、ということだけです。
「複数のアカウントの一員として」という文面が気になって、8月31日に、持っているものを一式数えました。
| ビジネスマネージャー | 広告アカウント | ページ | 人数 |
|---|---|---|---|
| A(拠点名) | 0 | 0 | 2 |
| B(屋号) | 0 | 1 | 2 |
| C(店舗の正式名) | 0 | 3 | 2 |
| D(屋号・個人名) | 1 | 2 | 2 |
数えてみて分かったのは、実質2つの事業に対して、ビジネスマネージャーが4つあったということです。店をやっている事業と、コンサルの事業。それぞれに2つずつ、ほぼ同じものが並んでいました。
作ったときの記憶はあります。Instagramを連携するとき、広告を出すとき、そのつど画面の案内に従って「新しく作る」を選んでいた。それが積み上がった結果です。
これが制限の原因だ、とは言えません。
Metaはそこまで教えてくれないので、こちらには確かめようがない。
ただ、自分の持ち物を把握していなかったのは事実でした。数えるまで、4つあることを知りませんでした。
支払い方法にカードが2枚入っていたことも、このとき初めて気づきました。
8月31日、Metaのサポートチャットから「Disabled or restricted asset(無効化・制限された資産)」でケースを起票しました。
結果はこうです。
| 起票日 | ステータス | 実際 |
|---|---|---|
| 2026年6月23日 | 完了済み | 制限は解除されず |
| 2026年8月31日 | 完了済み | 「チャットを再開」ボタンだけ残っている |
どちらも「完了済み」です。でも何も解決していません。
ここでいう「完了」は、こちらの問題が片付いたという意味ではなく、Meta側の処理が終わったという意味です。言葉は同じでも、指しているものが違います。
止まった直後は、毎週火曜の10時に確認していました。
3か月やって、画面は一度も変わりませんでした。
毎週見ても、判断の材料が増えない。
9月から、毎月14日と28日の10時に変えました。月2回です。
| 頻度 | 1か月あたりの確認 | |
|---|---|---|
| 6〜8月 | 毎週火曜 | 4〜5回 |
| 9月〜 | 14日・28日 | 2回 |
止まったものを毎日見に行っても、戻る速度は変わりません。
減らした分の時間は、動いているほうの集客に回しました。これが7章の話につながります。
制限日から180日後は2026年12月9日です。この日付は控えていますが、何の期限なのかは確認できていません。申し立ての期限なのか、データの保持期限なのか、あるいは何も起きないのか。分からないので、ただ日付だけカレンダーに入れてあります。
ここは正直に書きます。
止まる直前までの約1年、Instagramの投稿を広告として配信していました。サロンの集客に使ったぶんだけを取り出すと、こうなります。
| 本数 | 22本 |
| 消化額 | 約8万円 |
| 表示 | 約8万回 |
| クリック | 約1,800回 |
| 1クリックの単価 | 約44円 |
※ 数字は丸めています。出典はMeta広告マネージャの書き出しデータ(2025年7月〜2026年7月)。
クリックの単価だけ見れば、悪くない数字です。
問題は、ここから先が何も残っていないことでした。
この1,800回のクリックから、予約が何件入ったのか。分かりません。
コンバージョンの計測を入れていなかったからです。
着地はホットペッパービューティーのサロンページでした。他社の予約サイトに飛ばしているので、こちらの管理画面には予約の情報が返ってきません。そこまでは分かっていた。分かっていて、代わりの測り方を用意していませんでした。
つまり、止まって困ったのではなく、止まる前から測れていなかったのです。
同じ時期に回していたGoogle広告は、検索語句のレポートを開けば「どの言葉で押されたか」を1件ずつ分解できました(→ 他店の名前で押された24クリックは、全部ひとつの設定から来ていた)。Metaに残っていたのは、押された回数だけです。
止まったことより、こちらのほうが痛い。
Meta広告が使えない3か月、ほかの集客を順番に手をつけました。結果として、こうなっています。
| 何をしたか | 分かったこと |
|---|---|
| ホットペッパーの表示順を測った | 「眉毛」で検索すると58位だった |
| Google口コミの集め方を変えた | お客様が文字を打たなくていい形にした |
| Googleビジネスプロフィールを見た | ルート検索が442回(全531回の83%)あった |
| Google広告を作り直した | 中身が見えたクリックの64%が他店の名前だった |
4本とも、Meta広告が止まっていなければ、この順番では手をつけていません。
止まったから良かった、と書くつもりはありません。止まらないほうがよかった。
ただ、1本に寄りかかっていたことが、止まって初めて見えたのは事実です。
いま広告アカウントが戻ってきたとして、戻る先は「柱が1本だった頃」ではありません。
同じことが起きたときに効くのは、この4つだと思っています。
あとから決めると、都合のいい数字を選んでしまいます。