CATEGORY 01集客

インスタ広告のアカウントが制限されて113日。
審査リクエストのボタンは、押せるのに入力欄が出ない

スマートフォンの同じ画面が3枚重なり、ボタンを押している手元のイラスト
先に結論

2026年6月12日、Meta(Instagram・Facebook)の広告アカウントが制限されました。

画面に出た理由は規約の文面が2行だけで、どの広告のどこが引っかかったかは書かれていません。

異議申し立ての「審査をリクエスト」は押せます。ただし入力欄が出ません。同じ結果画面に戻るだけです。

113日経って、まだ戻っていません。復旧を待つ間に何をしたかを書きます。

※日数は2026年10月3日時点のものです。

この記事の内容

  1. 止まった日と、画面に出た2行
  2. 「審査をリクエスト」を押すと、どうなるか
  3. 自分のアカウントを全部数えた
  4. サポートに起票した結果
  5. 確認の頻度を、毎週から2週に1回に変えた
  6. 止まる前、Meta広告は何をしていたのか
  7. その3か月で、集客の柱が4本になった
  8. 今から広告を出す人へ、先にやっておくこと

1. 止まった日と、画面に出た2行

2026年6月12日。管理画面に「広告アカウントが制限されました」と出ました。

理由として表示されたのは、この文面です。

あなたは、Metaのルールを回避する方法を探す行動に、個人または複数のアカウントの一員として加担しているようです。

分類としては、広告規定の「アカウントの信頼性」にあたるものだと理解しています。

ここで分かるのは、分類だけです。
どの広告か、いつの投稿か、どの操作が引っかかったのか。一切書かれていません。

同じ画面に「これによる影響」として、できなくなることが並びます。

できなくなったこと
広告を作成または配信すること
オーディエンスを利用または共有すること
(ほか、全6件)

止まったのは広告アカウント1件だけでした。ビジネスマネージャーもFacebookページもInstagramも、普通に使えます。消えたのは「広告を出す口」です。

2.「審査をリクエスト」を押すと、どうなるか

この記事で一番伝えたいのは、ここです。

確認の手順はこれだけです。

1
facebook.com/business-support-home
2
「最近のアカウントの問題」
3
「審査をリクエスト」

6月23日、一度だけ審査の結果が出ました。

あなたの広告アカウントの制限は解除されませんでした

審査完了 2026/06/23

問題はこの先です。それ以降、「審査をリクエスト」を押すたびに、この6月23日の画面に戻ります。

申し立ての文章を書く欄が出てきません。
こちらの言い分を入れる場所が、画面上にないのです。

9月1日に確認したときも、その後の確認日も、同じでした。

「異議申し立てができる」と「異議申し立ての窓口が開いている」は、別のことです。

ルール上は申し立てる手段がある。でも、押せるボタンの先に入力欄がない。この状態が、113日続いています。

※ うちの場合はこうだった、という話です。制限の理由や経過によって、申し立ての欄が出るケースもあると思います。ここで言えるのは、うちの画面では113日間ずっと出なかった、ということだけです。

3. 自分のアカウントを全部数えた

「複数のアカウントの一員として」という文面が気になって、8月31日に、持っているものを一式数えました。

ビジネスマネージャー広告アカウントページ人数
A(拠点名)002
B(屋号)012
C(店舗の正式名)032
D(屋号・個人名)122

数えてみて分かったのは、実質2つの事業に対して、ビジネスマネージャーが4つあったということです。店をやっている事業と、コンサルの事業。それぞれに2つずつ、ほぼ同じものが並んでいました。

作ったときの記憶はあります。Instagramを連携するとき、広告を出すとき、そのつど画面の案内に従って「新しく作る」を選んでいた。それが積み上がった結果です。

これが制限の原因だ、とは言えません。
Metaはそこまで教えてくれないので、こちらには確かめようがない。

ただ、自分の持ち物を把握していなかったのは事実でした。数えるまで、4つあることを知りませんでした。

支払い方法にカードが2枚入っていたことも、このとき初めて気づきました。

4. サポートに起票した結果

8月31日、Metaのサポートチャットから「Disabled or restricted asset(無効化・制限された資産)」でケースを起票しました。

結果はこうです。

起票日ステータス実際
2026年6月23日完了済み制限は解除されず
2026年8月31日完了済み「チャットを再開」ボタンだけ残っている

どちらも「完了済み」です。でも何も解決していません。

ここでいう「完了」は、こちらの問題が片付いたという意味ではなく、Meta側の処理が終わったという意味です。言葉は同じでも、指しているものが違います。

5. 確認の頻度を、毎週から2週に1回に変えた

止まった直後は、毎週火曜の10時に確認していました。

3か月やって、画面は一度も変わりませんでした。
毎週見ても、判断の材料が増えない。

9月から、毎月14日と28日の10時に変えました。月2回です。

頻度1か月あたりの確認
6〜8月毎週火曜4〜5回
9月〜14日・28日2回

止まったものを毎日見に行っても、戻る速度は変わりません。

減らした分の時間は、動いているほうの集客に回しました。これが7章の話につながります。

制限日から180日後は2026年12月9日です。この日付は控えていますが、何の期限なのかは確認できていません。申し立ての期限なのか、データの保持期限なのか、あるいは何も起きないのか。分からないので、ただ日付だけカレンダーに入れてあります。

6. 止まる前、Meta広告は何をしていたのか

ここは正直に書きます。

止まる直前までの約1年、Instagramの投稿を広告として配信していました。サロンの集客に使ったぶんだけを取り出すと、こうなります。

本数22本
消化額約8万円
表示約8万回
クリック約1,800回
1クリックの単価約44円

※ 数字は丸めています。出典はMeta広告マネージャの書き出しデータ(2025年7月〜2026年7月)。

クリックの単価だけ見れば、悪くない数字です。

問題は、ここから先が何も残っていないことでした。

この1,800回のクリックから、予約が何件入ったのか。分かりません。
コンバージョンの計測を入れていなかったからです。

着地はホットペッパービューティーのサロンページでした。他社の予約サイトに飛ばしているので、こちらの管理画面には予約の情報が返ってきません。そこまでは分かっていた。分かっていて、代わりの測り方を用意していませんでした。

つまり、止まって困ったのではなく、止まる前から測れていなかったのです。

同じ時期に回していたGoogle広告は、検索語句のレポートを開けば「どの言葉で押されたか」を1件ずつ分解できました(→ 他店の名前で押された24クリックは、全部ひとつの設定から来ていた)。Metaに残っていたのは、押された回数だけです。

止まったことより、こちらのほうが痛い。

7. その3か月で、集客の柱が4本になった

Meta広告が使えない3か月、ほかの集客を順番に手をつけました。結果として、こうなっています。

何をしたか分かったこと
ホットペッパーの表示順を測った「眉毛」で検索すると58位だった
Google口コミの集め方を変えたお客様が文字を打たなくていい形にした
Googleビジネスプロフィールを見たルート検索が442回(全531回の83%)あった
Google広告を作り直した中身が見えたクリックの64%が他店の名前だった

4本とも、Meta広告が止まっていなければ、この順番では手をつけていません。

止まったから良かった、と書くつもりはありません。止まらないほうがよかった。
ただ、1本に寄りかかっていたことが、止まって初めて見えたのは事実です。

いま広告アカウントが戻ってきたとして、戻る先は「柱が1本だった頃」ではありません。

8. 今から広告を出す人へ、先にやっておくこと

同じことが起きたときに効くのは、この4つだと思っています。

1
ビジネスマネージャーを、事業ごとに1つにしておくうちは2つの事業に4つありました。画面の案内どおりに進むと増えます。年に一度でいいので、数えてください。
2
止まるのは「広告を出す口」だけだと知っておくページもInstagramもアカウントも残ります。パニックになる必要はありません。ただし、こちらに復旧の操作権はありません。
3
1つの媒体に集客を寄せない止まったとき、何もできないからです。待つしかない。待っている間に動かせる別の線があるかどうかで、3か月の意味が変わります。
4
広告を出す前に、どう測るかを決めておくこれが一番です。クリック数は「広告が動いている」ことしか教えてくれません。予約まで追えないなら、追えないなりの代わりの指標(指名検索の数、問診票の「知ったきっかけ」、媒体側のPV)を先に決めておく。

あとから決めると、都合のいい数字を選んでしまいます。

現在の状態

阿部弘康

阿部 弘康

株式会社CALM TOKYO 代表取締役|恵比寿でまつげパーマ・眉毛サロンを運営
サロン集客ヘルパー(個人事業)|美容サロン専門のコンサルタント

恵比寿でまつ毛・眉毛サロンを運営しています。この記事の数字は、すべて自店のMeta広告マネージャとサポート画面のものです。
費用は丸めています。出典が言えない数字は書いていません。

この記事で使っている仕組み

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