うちが毎月見ている数字は、表1枚に収まっています。
売上・客数・新規・次回予約・店販・稼働率・リピート率は毎月。来店周期と「このままの1年後」は3か月ごと。ホームページは月に1回、別に3つだけ。
6本の記事で、それぞれの出し方を書きました。
6本に共通していたのは、計算の前に、期間と分母を決めることでした。
この記事の内容
| いつ | 見る数字 | 何が分かるか |
|---|---|---|
| 毎月 | 売上(技術・店販を分けて) | 結果 |
| 毎月 | 客数・新規の数 | 何人に来ていただけたか |
| 毎月 | 次回予約 | 次が決まってお帰りになった方 |
| 毎月 | 稼働率 | 予約枠が、どれだけ埋まったか |
| 毎月 | リピート率(2か月) | 2か月前に来られた方が、戻られたか |
| 3か月ごと | 来店周期 | 何日おきに来ていただいているか |
| 3か月ごと | このままの1年後 | いまのやり方を続けたら、どうなるか |
| 3か月ごと | 1人・1日あたりの技術客数 | 人数が変わっても比べられる力 |
| 月1回(別に) | ホームページの3つ | 読まれているか |
図表①:うちが見ている数字
上の5行は、結果の数字です。
色のついた3つ(稼働率・リピート率・来店周期)は、売上の手前にある数字です。
売上が下がったとき、上の行だけを見ていると、「がんばろう」で終わります。
手前の数字を見ると、枠が埋まっていないのか、戻られていないのか、間隔が延びているのか。どこを直せばいいかが分かります。
それぞれ、くわしく書いた記事があります。
| 数字 | ひとことで | |
|---|---|---|
| 1 | 稼働率 | 施術時間 ÷(施術時間+空き時間)。空き時間の中身を先に決めた |
| 2 | リピート率 | 来店周期の1.5倍の期間で見る。ラベルに期間を書く |
| 3 | 来店周期 | 4つの数字で計算できる。うちは約6週 |
| 4 | このままの1年後 | 成長率はかけない。体制が変わった月から数える |
| 5 | ホームページ | 月1回・3つだけ。表示回数より滞在時間 |
| 6 | 前年比 | 人数が変わった年は、1人・1日あたりで比べる |
図表②:数字の6本
1|稼働率
割合を上げる前に、空き時間に何をするかを、順番つきで決めました。
→ 稼働率の計算は、施術時間 ÷(施術時間+空き時間)。出してみたら、空き時間にやることが決まっていなかった
2|リピート率
同じ月の数字に、2つの期間が書かれていたことから、期間の決め方を見直しました。
→ リピート率の計算は、何か月で見るかで数字が変わる。まつげ・眉毛のうちは、来店周期の1.5倍の「2か月」で見ている
3|来店周期
POSに出ていなくても、割り算2回で出せます。1年に会える回数が、周期で変わります。
→ 来店周期は、POSに出ていなくても計算できる。うちは約6週。60日の店と比べると、年に2回多く会える
4|このままの1年後
当てにいかず、線を1本引く。12か月の平均が、実態より約1割高く出た話も書きました。
→ 売上予測は「このままの1年後」から。成長率はかけず、体制が変わった月より前の数字は使わない
5|ホームページ
いちばん見られたページが、いちばん読まれていませんでした。
→ ホームページのアクセス解析は、月1回・3つだけ。GA4で見たら、いちばん見られたページが、いちばん読まれていなかった
6|前年比
人数が違う年どうしを比べると、お店の力と人数の区別がつきません。
→ 前年比の計算は、人数が同じ年どうしで。スタッフの人数が変わった年は、「1人・1日あたり」で比べている
6本を並べて、気づいたことがあります。
どれも、計算の前に「期間」と「分母」を決める話でした。
| 数字 | 先に決めたこと |
|---|---|
| 稼働率 | 分母を、勤務時間ではなく「施術時間+空き時間」で見る |
| リピート率 | 期間を、来店周期の1.5倍にする |
| 来店周期 | 新規の方を、分母から外す |
| このままの1年後 | 期間を、体制が変わった月から数える |
| ホームページ | 分母を、表示回数ではなく「ちゃんと見た訪問」にする |
| 前年比 | 分母を、売上ではなく「出勤日数の合計」にする |
同じ「リピート率」でも、期間が違えば別の数字です。
同じ「前年比」でも、人数が違えば、比べたことになりません。
数字が合わないとき、計算がまちがっていることは、あまりありません。
期間か分母が、ずれていることがほとんどでした。
計算の式は、どれもかんたんです。
むずかしいのは、式の前に、何で割るか、いつからいつまでで数えるかを決めることでした。
正直に書いておきます。
ホームページの数字から、自分たちのアクセスを外す設定(まだです)
次回予約の声かけを続けて、来店周期がどう変わったか(たまったら、書き足します)
体制が同じまま1年たって、前年比が使えるようになるのは、まだ先です
この表で、売上が伸びたと言える結果は、まだ出ていません。
このページは、「いま、こう見ています」のまとめです。
全部を一度にそろえる必要はありません。
最初に出すなら、来店周期です。
POSの画面に並んでいる4つの数字があれば、今日、計算できます。
そして、来店周期が分かると、ほかの数字の出し方が決まります。
リピート率を何か月で見るか。このままの1年後で、何人のお客様が売上を支えているか。どちらも、来店周期を使います。
来店周期は、ほかの数字の入口です。そこから始めると、表の残りが、順番に埋まっていきます。
この記事で使っている道具
シミュレーターサロンの数字から「このままの1年後」を出すシミュレーターを、準備しています。