CATEGORY 04数字

サロンの数字で、毎月見ているのはこの表だけ。
売上の前に、稼働率・リピート率・来店周期を見る

毎月見ている数字を1枚の表にまとめたイラスト
先に結論

うちが毎月見ている数字は、表1枚に収まっています。

売上・客数・新規・次回予約・店販・稼働率・リピート率は毎月。来店周期と「このままの1年後」は3か月ごと。ホームページは月に1回、別に3つだけ。

6本の記事で、それぞれの出し方を書きました。

6本に共通していたのは、計算の前に、期間と分母を決めることでした。

この記事の内容

  1. 毎月の表1枚
  2. 6本で書いたこと
  3. 6本に共通していたこと
  4. まだ、できていないこと
  5. 最初の1つを選ぶなら

1. 毎月の表1枚

いつ見る数字何が分かるか
毎月売上(技術・店販を分けて)結果
毎月客数・新規の数何人に来ていただけたか
毎月次回予約次が決まってお帰りになった方
毎月稼働率予約枠が、どれだけ埋まったか
毎月リピート率(2か月)2か月前に来られた方が、戻られたか
3か月ごと来店周期何日おきに来ていただいているか
3か月ごとこのままの1年後いまのやり方を続けたら、どうなるか
3か月ごと1人・1日あたりの技術客数人数が変わっても比べられる力
月1回(別に)ホームページの3つ読まれているか

図表①:うちが見ている数字

上の5行は、結果の数字です。
色のついた3つ(稼働率・リピート率・来店周期)は、売上の手前にある数字です。

売上が下がったとき、上の行だけを見ていると、「がんばろう」で終わります。
手前の数字を見ると、枠が埋まっていないのか、戻られていないのか、間隔が延びているのか。どこを直せばいいかが分かります。

2. 6本で書いたこと

それぞれ、くわしく書いた記事があります。

数字ひとことで
1稼働率施術時間 ÷(施術時間+空き時間)。空き時間の中身を先に決めた
2リピート率来店周期の1.5倍の期間で見る。ラベルに期間を書く
3来店周期4つの数字で計算できる。うちは約6週
4このままの1年後成長率はかけない。体制が変わった月から数える
5ホームページ月1回・3つだけ。表示回数より滞在時間
6前年比人数が変わった年は、1人・1日あたりで比べる

図表②:数字の6本

1|稼働率
割合を上げる前に、空き時間に何をするかを、順番つきで決めました。
→ 稼働率の計算は、施術時間 ÷(施術時間+空き時間)。出してみたら、空き時間にやることが決まっていなかった

2|リピート率
同じ月の数字に、2つの期間が書かれていたことから、期間の決め方を見直しました。
→ リピート率の計算は、何か月で見るかで数字が変わる。まつげ・眉毛のうちは、来店周期の1.5倍の「2か月」で見ている

3|来店周期
POSに出ていなくても、割り算2回で出せます。1年に会える回数が、周期で変わります。
→ 来店周期は、POSに出ていなくても計算できる。うちは約6週。60日の店と比べると、年に2回多く会える

4|このままの1年後
当てにいかず、線を1本引く。12か月の平均が、実態より約1割高く出た話も書きました。
→ 売上予測は「このままの1年後」から。成長率はかけず、体制が変わった月より前の数字は使わない

5|ホームページ
いちばん見られたページが、いちばん読まれていませんでした。
→ ホームページのアクセス解析は、月1回・3つだけ。GA4で見たら、いちばん見られたページが、いちばん読まれていなかった

6|前年比
人数が違う年どうしを比べると、お店の力と人数の区別がつきません。
→ 前年比の計算は、人数が同じ年どうしで。スタッフの人数が変わった年は、「1人・1日あたり」で比べている

3. 6本に共通していたこと

6本を並べて、気づいたことがあります。

どれも、計算の前に「期間」と「分母」を決める話でした。

数字先に決めたこと
稼働率分母を、勤務時間ではなく「施術時間+空き時間」で見る
リピート率期間を、来店周期の1.5倍にする
来店周期新規の方を、分母から外す
このままの1年後期間を、体制が変わった月から数える
ホームページ分母を、表示回数ではなく「ちゃんと見た訪問」にする
前年比分母を、売上ではなく「出勤日数の合計」にする

同じ「リピート率」でも、期間が違えば別の数字です。
同じ「前年比」でも、人数が違えば、比べたことになりません。

数字が合わないとき、計算がまちがっていることは、あまりありません。
期間か分母が、ずれていることがほとんどでした。

計算の式は、どれもかんたんです。
むずかしいのは、式の前に、何で割るか、いつからいつまでで数えるかを決めることでした。

4. まだ、できていないこと

正直に書いておきます。

ホームページの数字から、自分たちのアクセスを外す設定(まだです)

次回予約の声かけを続けて、来店周期がどう変わったか(たまったら、書き足します)

体制が同じまま1年たって、前年比が使えるようになるのは、まだ先です

この表で、売上が伸びたと言える結果は、まだ出ていません。

このページは、「いま、こう見ています」のまとめです。

5. 最初の1つを選ぶなら

全部を一度にそろえる必要はありません。

最初に出すなら、来店周期です。

POSの画面に並んでいる4つの数字があれば、今日、計算できます。
そして、来店周期が分かると、ほかの数字の出し方が決まります。
リピート率を何か月で見るか。このままの1年後で、何人のお客様が売上を支えているか。どちらも、来店周期を使います。

来店周期は、ほかの数字の入口です。そこから始めると、表の残りが、順番に埋まっていきます。

現在の状態

阿部弘康

阿部 弘康

株式会社CALM TOKYO 代表取締役|恵比寿でまつげパーマ・眉毛サロンを運営
サロン集客ヘルパー(個人事業)|美容サロン専門のコンサルタント

恵比寿でまつ毛・眉毛サロンを運営しています。このページにある数字は、すべて自店のもので、6本の記事に書いたものです。
費用は丸めています。出典が言えない数字は書いていません。

この記事で使っている道具

シミュレーター

サロンの数字から「このままの1年後」を出すシミュレーターを、準備しています。